瞼のたるみについて
加齢と共に瞼の皮膚が弛んでくると、少しづつ二重の幅は狭まってきます。
加齢と共に瞼の皮膚が弛んでくると、少しづつ二重の幅は狭まってきます。
どの方法を選択するかは、患者様の状態を診て 、ご希望もお伺いさせて頂いた上で最適な方法をご提案いたします。
以下、 一般的な目の上のたるみ 取りといわれる手術方法を解説していきます。
瞼のたるみの手術方法
たるみによって狭くなった二重幅を解消するためには、まず二重の幅を広げるのが先決となります。
患者様のイメージでは「狭くなった分の余った皮膚を切除すればよいのではないか 」と思われる方が多いのですが、そうではありません。目の上のタルミを気にされている方は無意識に眉毛をあげて二重幅を広く見せている方が多く、皮膚切除すると 、術後は無意識に眉を上げるのを解消してしまうため、結果的に見た目の二重幅が変わらないということが起こりえます。
その点、二重の幅を広げることは二重幅そのものが広くなるため、眉の上げ下げに影響を受けにくく、広げた分だけしっかり幅が出るようになります。ただし二重幅は、どこまででも広げることが出来るわけではないので、元々二重の幅が広い方は皮膚のみの切除を、たるみの強い方では、二重幅の拡大にあわせて皮膚を切除することが必要となります。
ただし、瞼のたるみとりの手術の場合、皮膚の薄い部分(下側)と厚い部分(上側)を縫い合わせるため傷がくっきり残りやすくなります。
また、皮膚を切除しすぎると瞼が外側にめくれ上がってしまう可能性もあり、当院では目の上のたるみ取りをご希望の方にも基本的には眉下切開をお勧めしております。
眉下切開は上まぶたの余分な皮膚だけ切除するので、二重のラインも含めて自然な仕上がりになります。
当院ではまぶた・目の上のたるみ・厚みにお悩みの患者様には眉下切開(眉下リフト)をお勧めしております。
ご注意いただきたいこと
1週間程度の強い腫れがでます。
瞼のたるみの手術時間
90分
瞼のたるみの処置期間・アフターケア
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 瞼の上に黒色の糸がつきます。
※オプションで透明の糸に変更することも可能です。 - アフターケア
- 痛みに対しては痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛みどめ
- 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 清 潔
- アイメイク以外は当日から可能です。(拭き取りメイク落としをご使用ください)
- 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、まぶたを濡らさないようにして冷やしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう
1日目
(手術翌日)
- 清 潔
- シャワーを浴びることができますが、入浴は抜糸の翌日からにしてください。
水洗いの洗顔は可能です。 - 注意点
- 術後腫れのピークは1週間程度となり、徐々に引いていきます。
目の上に糸がついているのでこすったりしないように気を付けてください。
5日目
【ご来院】
抜糸
- 患部の状態
- 傷の状態も落ち着いてきます。
- 日常生活
- 運動は可能ですが徐々に行うようにしてください。
- 清 潔
- 抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔、入浴が可能となります。
抜糸後翌々日からアイメイクも可能です。
1か月後
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- より自然な感じになります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなり、3か月でほぼ落ち着きます。
1か月後
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。
瞼のたるみを解消する治療の選び方
※一般的に30代位までの方であれば二重幅を拡大するだけで解消する方が殆どと言えます。
50代以上になってくると二重幅の拡大に加え、余剰皮膚の切除が必要になってくるケースが出てきます。
また 、二重を拡大する際には、二重埋没法か 切開法で行う選択肢がございますが、どちらが適しているかは診察時に症状を拝見してご提案いたします 。埋没法で対応できることも多いので、メスを入れる事に抵抗があるという方もお気軽にご相談下さいませ。
※加齢による瞼の治療は非常に複雑な要素がからみあっております。30代、40代であれば、それほど複雑なケースは少ないのですが高齢になるとたるみ 以外に目の上の窪みが出てきたり、目を 開ける力が弱くなっていたりするケースもあります。
そういった場合には上記の治療以外に眼瞼下垂の治療やヒアルロン酸注入などを併用した方が良いケースもございます。
難しい症例に対しても、しっかり対応できますので、まずはご相談くださいませ。