胸を大きくしたい
胸を大きくするための手段としては、バッグを挿入する方法やご自身の脂肪を注入する方法、ヒアルロン酸を注入する方法があります。どの治療方法にもメリット、デメリットがあるため、正しく理解し、ご自身にあった治療を見つけましょう。
豊胸術(シリコン挿入)
※現在、シリコンバックによる豊胸手術を見合わせております。
メリット
ある程度の大きさまで対応可能
デメリット
バッグを入れるという事に対する不安
極まれに体質により硬くなってしまう場合がある(カプセル拘縮といいます)
ダウンタイムがある(4日程度のお休みが必要)
しっかり胸を大きくしたいという方にはバッグによる豊胸術がお勧めです。脇のシワに沿って切開して、そこからバッグを挿入していきます。授乳でしぼんでしまった胸を大きくしたいという理由で行う方もいらっしゃいます。
脂肪注入
メリット
脂肪吸引をする方にとっては、ついでに胸も大きく出来るので一石二鳥で、別途注入代のみの料金なのでリーズナブル
デメリット
凄く大きくは出来ない
乳癌検診で紛らわしくなる
脂肪吸引で気になる部分を細くし、その吸引した脂肪を胸に注入して、胸を大きくしてしまうという手術です。胸も大きくして、体も細くしたいという方にお勧めの治療です。胸への脂肪注入は患者様の負担も少なく、脂肪吸引を決められている患者様にとっては一石二鳥の手術であるかと思われます。
脂肪注入の誇大広告には気をつけて
患者様が豊胸の治療法を選ぶ際に多いのが、脂肪注入です。バッグ挿入には抵抗があるけれども、月日の経過でなくなってしまうヒアルロン酸も選び難く、自分の脂肪を注入するなら安心、安全と考える傾向があります。
そのため、各クリニックが集客目的で、脂肪注入に関する誇大広告をしているケースが目立ちます。しかし、脂肪注入の生着率は個人差もありますが一般的には30パーセントといわれており、注入をしても凄く大きくなるケースは少ないとされております。広告では脂肪の生着率を上げる方法が宣伝され続けておりますが、学問上のレベルであり、実際の臨床上で確立しているものではありません。
最近では脂肪を細かく砕いて入れると生着率が上がるというコンデンスリッチ豊胸などが、最新の治療として高額な治療費で宣伝されております。
高額な治療費を払って満足がいかないという不満だけならまだしも、クリニック側も無理な注入を行い、胸に大きなシコリを作ってしまうという最悪の事態に陥るケースも少なくはないので注意しましょう。
大きすぎる胸を小さくしたり、
垂れてしまった胸を元に戻したい
大きすぎる胸を小さくしたいというお悩みや、下垂してしまった胸を正常の位置に戻したいというお悩みをお持ちの患者様がいらっしゃいます。
これらのお悩みを解決するのが、乳房縮小術や乳房吊り上げ術です。
乳房縮小術、乳房吊り上げ術
メリット
・下向きの乳首が上に移動し、胸のバランスを揃えられる。
・バストにハリを取り戻せる
デメリット
・正面からは見えないが、傷が出来てしまう。
肥大している乳房を小さくする手術が乳房縮小術、垂れ下がった胸を正常の位置へと矯正する手術が乳房吊り上げの手術となります。垂れ下がり具合が軽度であれば豊胸術で大きくする方が負担は少ないのですが、重度の下垂の場合には乳房吊り上げ術が必要になります。
乳頭、乳輪の大きさや
陥没している乳頭に対する悩み
女性が抱えるバストのお悩みとして、授乳で大きく肥大したり伸びてしまった乳頭を綺麗にしたい、というお悩みを抱える方も多くいます。
乳頭縮小は、肥大したり伸びてしまった乳頭の大きさを小さくしたり高さを低くしたり大きさ全般を整えます。
大きすぎる乳輪を小さくする乳輪縮小や陥没した乳頭を外に出す陥没乳頭の施術もございます。
乳頭縮小
メリット
- ・乳頭の形が整う
- ・傷が目立たない
- ・授乳機能を温存出来る
- ・衣服の擦れなどによる違和感軽減
デメリット
・施術での色素沈着が残る
肥大した乳頭や垂れ下がった乳頭を綺麗な乳頭に形成する手術です。元々大きくて悩まれている患者様もいらっしゃいますが、一般的には授乳後に乳頭の形が変わってしまってお悩みの方が多いです。乳房の大きさだけでなく、乳頭の形も女性にとっては重要な要素なのだと思います。
乳輪縮小
メリット
・乳輪の大きさが整う
デメリット
・乳輪の外側の境界線がくっきりとする
お胸の大きい方の中には、乳輪も大きい方も多く、悩まれている方もいらっしゃいます。大きい乳輪を切除して小さくすることが可能です。
陥没乳頭
メリット
- ・傷跡が目立ちにくい
- ・授乳障害のリスク低減
- ・乳頭炎のリスク低減
デメリット
・陥没が重度の場合、授乳機能を温存出来ない場合がある
乳頭が陥没していて悩まれている方もいらっしゃいます。陥没していると授乳することも出来ないため、見た目の問題だけでなく機能的な問題で来院される方も少なくありません。陥没の程度によって授乳機能が温存できるかが変わってきますので、担当医とご相談下さい。