耳介軟骨移植について
耳の軟骨を採取して鼻先に移植し、鼻の形を整えることが出来ます。
一般的には、鼻尖縮小の手術の際に、以下のように補足的に用いられることが多いのが耳介軟骨移植です。

上記以外にも、鼻先に軟骨を移植することで鼻先を高くしたり、前に出すことが出来ます。ただし、軟骨移植を単独で行っても変化は少ないため、医師と相談のうえ、手術方法をご検討下さい。
手術方法
耳の軟骨の一部を採取して鼻先に移植します。
耳介軟骨移植の特徴
鼻尖縮小などに組み合わせることでより効果的となります。耳の裏側のつけ根あたりを切るので傷は分かりません。
耳の軟骨は採取しても耳の形が変わることはなく、人から見て分かることはまずありませんのでご安心ください。
耳介軟骨移植の手術時間
60分
耳介軟骨移植の処置期間・アフターケア
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 鼻先を固定するため、鼻の穴にストローの様なものが入り、鼻全体にはギブスがつきます。腫れがあります。鼻の穴の糸の抜糸はありません。
吸収糸を使用しています。耳の傷口を保護し圧迫するため、耳にタイオーバー(ガーゼ)がつきます。 - アフターケア
- 痛みに対しては、痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛み止め
- 清 潔
- ギブス部分を避けて頂ければ当日からメイクは可能です。
ただし洗顔が出来ないので拭き取りのメイク落としで対応して頂きます。
ギブスが取れるまで顔を水に濡らさないように気を付けてください。 - 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、顔を濡らさないように冷やしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう。
1日目
(手術翌日)
- 患部の状態
- 鼻栓(お薬綿球)が取れます。
- 清 潔
- シャワーを浴びることはできますが、入浴は1週間は避けてください。
シャワーの際は鼻のギブスと耳ガーゼが濡れないように注意してください。 - 日常生活
- 長時間のメガネ・マスクのご使用、うつ伏せ寝、鼻を強く押さえることは1ヶ月間は避けて下さい。傷口以外のメイクは可能です。
痛みや熱感が強い場合には、ギブスを濡らさないようにして冷やしてください。 - 注意点
- 1日目から1週間ほどが腫れのピークとなります。
個人差がございますが、腫れ・内出血ともに1週間後辺りから引いて参ります。
傷口が治っていく過程で痒みが生じますが、掻いたりしないように気をつけて下さい。
3日目
【ご来院】
耳の
タイオーバー
除去
- 清 潔
- 耳の後ろに白いテープがつきます。
耳のタイオーバー除去後から洗髪が可能となりますが、傷口にシャンプーがつかないように気を付けてください。
できれば水洗いの洗髪をおすすめ致します。
5日目
【ご来院】
ギブス除去
- 清 潔
- ギブス除去後から顔の水洗いが可能となります。
- 患部の状態
- 腫れは徐々に落ち着いてきます。痛みは落ち着いてきます。
7~9日目
【ご来院】
耳の抜糸
- 清 潔
- 抜糸の翌日より石鹸を用いた洗顔・入浴が可能です
抜糸の翌々日より創部のメイクが可能となります。
1ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- 手術の腫れもなくなり、より自然な感じになります。
3ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。