頬・顎の脂肪吸引について
小顔にする手段の一つとして、頬、顎の脂肪吸引があります。 吸引する部位は、頬(フェイスライン部分)、メーラー(頬骨の辺り)、顎の3ヶ所となっておりますが、一般的には頬(フェイスライン部分)と顎の組み合わせのみでシャープな輪郭に近づけていくことが多いです。二重顎を気にされている患者様にも、非常に効果的な手術といえます。
頬・顎の脂肪吸引の手術方法
手術は静脈麻酔を使用して行いますので、眠っている間に手術は終わります。 お顔に数ミリの穴を開けて、その穴から脂肪を吸引していきます。 頬(フェイスライン)の吸引に関しては耳の付け根部分、顎の吸引に関しては顎下部分、メーラーに関しては鼻の穴の中に小さな傷が出来ます。どの部分も殆ど気にならない小さな傷になるかと思います。
頬・顎の脂肪吸引の特徴
フェイスラインをすっきりさせて小顔を形成します。二重顎が気になる方も、顎の脂肪吸引を行うことでスッキリします。
頬・顎の脂肪吸引の手術時間
60分程度
ご注意いただきたいこと
主な腫れがひくのに7日から10日程度かかります。 1ヶ月くらいで自然な感じになり、そこから半年位かけて更に引き締まっていきます。
頬・顎の脂肪吸引の処置期間・アフターケア
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 腫れがあります。
術後24時間は専用のバンテージにて圧迫を外さないようにしてください。
顎下の傷口に糸がつきます。耳の下の傷口にテープがつきます。 - アフターケア
- 痛みに対しては痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛み止め
- 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、術後2~3日、寝る前に10~15分程度アイスノンで冷やすようにしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう。
1日目
(手術翌日)
- 清 潔
- シャワーを浴びることができます。水洗いの洗顔は可能です。傷口についたテープは剥がさないようにしてください。
(はがれてしまった場合は、予備のテープをお使いください) - 日常生活
- 1か月間は極力(シャワー時、外出時以外)専用のバンテージで圧迫するようにしてください。
- 注意点
- 腫れ・内出血・浮腫みは個人差がありますが、1~2週間でほぼおちついてきますのでご安心ください。
7~9日目
【ご来院】
抜糸
- 患部の状態
- 腫れ・痛み・むくみが少しずつ落ち着いてきます。
- 清 潔
- 抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔・入浴・お顔全体のメイクが可能となります。
※抜糸の無い方は、8日目より石鹸を使用した洗顔が可能となります。 - 日常生活
- 圧迫は続けるようにしてください。
1ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- 腫れ・浮腫みが引き、ほぼ完成となります。
個人差があり、浮腫みが長引く場合があります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなっていきます。 - 日常生活
- 圧迫を外すことができます。
3ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。
傷口の赤みはより目立ちにくくなりますが、個人差があり徐々に薄くなっていきます。
メーラーの脂肪吸引に関して
メーラーの部分を気にされてご来院する患者様は少なくありません。 しかし、メーラーの部分に関しては、基本的にお勧めしている部分ではございません。 もちろん、ご希望される患者様には、メーラーの吸引も行っておりますが、患者様には以下のことをお伝えしております。 メーラーの部分は年齢と共にやつれてくる部分ですので、むやみに吸引すべき部分ではありません。 むしろ年齢を重ねると、アンチエイジング治療としてメーラーの部分にヒアルロン酸などを注入して膨らませる部分になります。 身体に例えると、「胸はあったほうがいいけけれど、ウエストは細いほうが良い」と思います。お顔も同じで、ただ痩せれば良いというものではなく、細い部分とふくよかな部分が共存しているのが理想と言えます。 モデルさんや芸能人を良く見てみると、メーラーの部分はふっくらしているかと思われます。 シャープなフェイスラインとシャープな鼻筋にメーラー部分のふくよかさが共存している状態が理想といえます。 ただ患者様の求めるがまま行うのではなく、正しい知識をお伝えしたうえでご検討頂ければと思います。