頬・顎など顔の脂肪吸引について

小顔にする手段の一つとして、頬、顎の脂肪吸引があります。
吸引する部位は、頬(フェイスライン部分)、メーラー(頬骨の辺り)、顎の3ヶ所となっておりますが、一般的には頬(フェイスライン部分)と顎の組み合わせのみでシャープな輪郭に近づけていくことが多いです。二重顎を気にされている患者様にも、非常に効果的な手術といえます。
頬・顎など顔の脂肪吸引の手術方法
手術は静脈麻酔を使用して行いますので、眠っている間に手術は終わります。お顔に数ミリの穴を開けて、その穴から脂肪を吸引していきます。
頬・顎など顔の脂肪吸引のクリスクロス法について

当院の頬、顎など顔の脂肪吸引は、クリスクロス法というテクニックをしっかり実行しています。クリスクロス法とは1本のカニューレで複数の方向から吸引する方法です。クリスクロス法を行うことで、取りムラを最小限に抑えることと均一に吸引することができます。さらに、水の森美容クリニックではこのクリスクロス法の概念を深く追求して、通常のクリスクロス法を更に発展させて完成度の高い脂肪吸引を実現させています。
頬・顎など顔の脂肪吸引の傷跡
当院ではクリスクロス法を行うために、1か所の傷口からの吸引だけでは不十分だと考えております。複数の傷口より交差させて脂肪を吸引していく必要があるため、頬・顎(あるいは頬か顎)の吸引なら、耳の付け根と顎下部分に合計3ヶ所、メーラーの吸引なら鼻の穴の中に合計2ヶ所の傷が出来ます。どの部分も極力患者様が気になりにくい位置にしております。また、傷跡に関しては、縫合技術や術中のケアで最小限に抑えるよう配慮して手術を行っております。
頬・顎など顔の脂肪吸引の特徴
フェイスラインをすっきりさせて小顔を形成します。二重顎が気になる方も、顎の脂肪吸引を行うことでスッキリします。
頬・顎など顔の脂肪吸引の手術時間
60分程度
ご注意いただきたいこと
主な腫れがひくのに7日から10日程度かかります。
1ヶ月くらいで自然な感じになり、そこから半年位かけて更に引き締まっていきます。
頬・顎など顔の脂肪吸引の処置期間・アフターケア
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 腫れがあります。
術後24時間は専用のバンテージにて圧迫を外さないようにしてください。
顎下の傷口に糸がつきます。耳の下の傷口にテープがつきます。 - アフターケア
- 痛みに対しては痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛み止め
- 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、術後2~3日、寝る前に10~15分程度アイスノンで冷やすようにしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう。
1日目
(手術翌日)
- 清 潔
- シャワーを浴びることができます。水洗いの洗顔は可能です。傷口についたテープは剥がさないようにしてください。
(はがれてしまった場合は、予備のテープをお使いください) - 日常生活
- 1か月間は極力(シャワー時、外出時以外)専用のバンテージで圧迫するようにしてください。
- 注意点
- 腫れ・内出血・浮腫みは個人差がありますが、1~2週間でほぼおちついてきますのでご安心ください。
7~9日目
【ご来院】
抜糸
- 患部の状態
- 腫れ・痛み・むくみが少しずつ落ち着いてきます。
- 清 潔
- 抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔・入浴・お顔全体のメイクが可能となります。
※抜糸の無い方は、8日目より石鹸を使用した洗顔が可能となります。 - 日常生活
- 圧迫は続けるようにしてください。
1ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- 腫れ・浮腫みが引き、ほぼ完成となります。
個人差があり、浮腫みが長引く場合があります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなっていきます。 - 日常生活
- 圧迫を外すことができます。
3ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。
傷口の赤みはより目立ちにくくなりますが、個人差があり徐々に薄くなっていきます。
お顔(頬・顎) 脂肪吸引後の圧迫方法
術後、初めてフェイスバンテージを着ける際、着け方がわからないというお声を多くいただきます。
こちらの動画をぜひご参考にされてください。
メーラーの脂肪吸引に関して
メーラーの部分を気にされてご来院する患者様は少なくありません。
しかし、メーラーの部分に関しては、基本的にお勧めしている部分ではございません。
もちろん、ご希望される患者様には、メーラーの吸引も行っておりますが、患者様には以下のことをお伝えしております。
メーラーの部分は年齢と共にやつれてくる部分ですので、むやみに吸引すべき部分ではありません。
むしろ年齢を重ねると、アンチエイジング治療としてメーラーの部分にヒアルロン酸などを注入して膨らませる部分になります。
身体に例えると、「胸はあったほうがいいけけれど、ウエストは細いほうが良い」と思います。お顔も同じで、ただ痩せれば良いというものではなく、細い部分とふくよかな部分が共存しているのが理想と言えます。
モデルさんや芸能人を良く見てみると、メーラーの部分はふっくらしているかと思われます。
シャープなフェイスラインとシャープな鼻筋にメーラー部分のふくよかさが共存している状態が理想といえます。
ただ患者様の求めるがまま行うのではなく、正しい知識をお伝えしたうえでご検討頂ければと思います。