診療項目:痩身・脂肪吸引

ベイザー脂肪吸引について 総院長竹江が語る脂肪吸引のあり方とは

脂肪吸引の理論

ここでは、脂肪吸引の理論についてご説明します。

●ダイエットと脂肪吸引の違いその1

まず、ダイエットと脂肪吸引の違いについてご説明します。
「痩せる」「太る」ということは、脂肪細胞が大きくなるか、小さくなるかと言い換えることができます。

脂肪細胞は思春期前までは図のように分裂し続けますが、実は思春期以降は分裂することはなく、一つ一つの脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりすることで太ったり痩せたりします。

●ダイエットの場合

ダイエットではそれぞれの脂肪細胞を小さくすることを目的とします。
しかし、頑張ってダイエットをして小さくなった脂肪細胞も、リバウンドでまた大きくなって太ってしまう可能性があります。

●脂肪吸引の場合

脂肪吸引では脂肪細胞そのものを除去してしまうためわずかに残った脂肪細胞が大きくなったとしてもリバウンドしません。

これが、「ダイエットと脂肪吸引の違いその1」になります。

●ダイエットと脂肪吸引の違いその2

皮膚と筋肉の間の脂肪層は2層に分かれます。
浅い層には細い血管や神経が走行していて皮下脂肪と呼ばれます。ダイエットにはこの皮下脂肪が反応します。
深い層には血管、神経はなく、LFDと呼ばれる脂肪層があり、ダイエットには反応しません。

分かりやすく言うと、ダイエットやエステなどの痩身はマッサージをして血行を良くすることで皮下脂肪を燃焼させます。LFDには血管がないため燃焼されません。
つまりLFDとは人間が餓死状態になる限界まで蓄えられている脂肪なのです。
女性がいくら頑張っても痩せない部分、それがLFDなのです。
脂肪吸引とは物理的にLFDを除去する施行となります。
これが、「ダイエットと脂肪吸引の違いその2」になります。

●ダイエットの場合

皮下脂肪は燃焼しますが、LFDは燃焼しません。

●脂肪吸引の場合

皮下脂肪,LFDを共に吸引します。

従来、教科書的にはLFDのみを取るというのが脂肪吸引の原則でした。
しかし臨床の現場ではLFDの除去だけでは効果が不十分のこともあり皮下脂肪層もある程度除去していくことがほとんどです。ただし皮下脂肪に関しては取りすぎると凹凸や色素沈着の原因となるため医師の経験、知識、技術が必要です。上図でわかるように、皮下脂肪は数mm残さなくてはいけません。

脂肪吸引の効果において、一番重要となるのはLFDの除去になります。そこから更なる効果を引き出すために、皮下脂肪層の吸引が必要となります。
左図がLFDが豊富に有在する部位と、皮下脂肪のみの部位を示したしたものです。 LFDと皮下脂肪を部位によりうまく組み合わせて除去していくことが重要となります。
これが、脂肪吸引がボディデザインといわれるゆえんなのです。

脂肪吸引できる部位

手術方法

皮膚の目立たない箇所に5ミリ程の切開を加え、そこから細いカニューレを通し脂肪を吸引します。
機械を使わず手作業(シリンジ式)で吸引するためにとりむらがなく、術後の負担を軽減させます。
またセデーションといわれる麻酔法を併用することにより眠っている間に手術が終わるので痛みの心配もありません。

当院のシリンジ脂肪吸引 従来の機械を使う脂肪吸引
カラダへの負担 ○皮下出血や腫れなどが従来の約半分で済みます。 △皮下出血や腫れなどが強く出やすい
術後のケア ○翌日には圧迫固定を外せます。 △術後の圧迫固定を平均3日間は要したいへんである。
結果 ○医師の技術を引き出すシリンジ法なら数cc単位の微調整も可能で仕上げが美しい △機械に頼るため取りすぎや取り残しが出やすく凸凹になる可能性がある。

まずはじめに、生理食塩水で薄めた麻酔液を脂肪層に注入します。

麻酔液で脂肪層が膨らみ、やわらかく脂肪を吸引しやすい状態にして、脂肪を吸引していきます。
始めに、LFDの層を吸引していきます。

LFDの層を吸引し終わった後、皮下脂肪層を吸引していきます。

皮下脂肪層を数mm残した状態で吸引を終了します。

注)皮下脂肪層は吸引しすぎると、吸引する際に皮フの裏側にダメージを与え、術後合併症(凹凸、色素沈着、潰瘍)などの原因となります。
皮フの裏側を保護する程度の脂肪層を残さなくてはいけません。

どの程度、皮下脂肪層を残すかは、医師のさじ加減となりますが、決して取ればよいというものではありません。
あくまで、合併症を起こさない範囲内でしっかり吸引するには、医師の経験、技術が必要となるのです。

脂肪吸引の特徴

上記の説明どおり、「脂肪吸引」はダイエットと違い、脂肪細胞そのものの除去およびLFDを除去する施術となりますので、ダイエットとは違いリバウンドの心配もありません。

ご注意いただきたいこと

脂肪吸引は気になる部分を細くして理想のボディラインを作ることを目的としますので、体重減少の効果はあまり期待できません。(脂肪自体はそれほど重たいものではありません)
体重も減らしたい場合は、脂肪吸引に加えて、サノレックス(やせる薬)を併用するとよいでしょう。

麻酔

手術時の恐怖、痛みを完全にシャットアウトする静脈麻酔を併用いたしますので安心です
現在脂肪吸引は局所麻酔、あるいは硬膜外麻酔を用いて手術をおこなうのが大半です。
しかし局所麻酔では麻酔時に痛みを伴うこと、硬膜外麻酔では麻酔の際背中から太い針を刺すことになり大変な恐怖を伴うことが脂肪吸引の手術を受ける患者様の足かせになっております。
当院では静脈麻酔といって点滴をとりそこから麻酔薬をいれて眠ってしまうので点滴をとる際にチクッとするだけであとは眠っている間に手術が終わってしまいます。手術後2時間程休んで帰宅出来るのも魅力的です。
静脈麻酔を使用するメリット
脂肪吸引と麻酔というのは密接な関係があります。
麻酔の効きが不十分であれば手術中に患者様が痛みを訴えるため術者も思ったように吸引出来ません。
取り残しや凸凹の原因にもつながります。
静脈麻酔を使用するにあたっての注意点
最近では、経験の少ない医師が中途半端な知識で安易に麻酔を使用することで事故につながるケースも少なくありません。
当院では麻酔科標榜医免許を持つ総院長が直接技術指導した医師のみが行いますので、ご安心頂けるかと思います。

パーフェクト脂肪吸引

当院では通常に行う脂肪吸引に加え、もうちょっとという患者様のニーズに応えるべく、さまざまな工夫を行っております。

当院では確立された技術に加え、当院独自の工夫を行うことで、より細かなニーズに応えます。

●リサーフェイシング法

脂肪吸引の効果が吸引した脂肪量に比例するのはいうまでもありません。
ただし、前項での説明に有るように、皮下脂肪を無理して取りすぎると、合併症のリスクを負うことになります。
よく、術後にもうちょっとつまめる脂肪を取れないものかと希望する患者様が少なくないため、当院では安全に残りの脂肪層をできる限り吸引する工夫を行っております。

生理食塩水で薄めた麻酔液を脂肪層に注入して、脂肪を軟らかくします。

軟らかくした脂肪を、LFDの層から吸引していきます。

LFDを吸引した後、皮下脂肪層の脂肪を吸引していきます。

水の森美容外科のリサーフェイシングの場合

この状態から、更に生理食塩水を注入して膨らませることにより、残った皮下脂肪を遊離させます。
この状態で吸引をしていくことにより、皮フの裏にダメージを与えることなく、表層に近い部分の脂肪を吸引していきます。
この作業を数回繰り返すことで、表層の脂肪層をできる限り、安全に吸引していきます。

●腫れや内出血を最小限に抑えたいという方

通常の場合

前述の説明にもあるように、脂肪吸引で脂肪を吸引する際には、大量の薄めた麻酔液を注入して吸引しやすい状態として、吸引していきます。術直後、最後に麻酔液を絞り出した後に傷口を縫合して、包帯圧迫をします。
麻酔液は完全に絞り出せるわけではないので、この絞り残した麻酔液が腫れの原因となります

翌日縫合の場合

傷口を当日縫合しない状態で、包帯を圧迫します。傷口は翌日縫合することで、1晩かけて傷口から麻酔液が出て行ってくれるため、大幅に腫れを抑えることができます。
傷口には、水分吸収シートを装着して上から防水テープをあてますので、自宅で水浸しになるようなことはありません。
ご安心下さい。

●傷跡が気になるという方へ(スキンプロテクターによる傷口保護)

吸引する際には5mm程度の穴をあけ、そこから吸引管を通し脂肪を吸引していきます。
その際、吸引管との摩擦で、どうしても創部に赤みがでてしまいます。
スキンプロテクターで傷口を保護して吸引することで、赤みを最小限にします。

処置期間

手術当日
【ご来院】

患部の状態
しっかりと細さを出すため、また、術後の腫れや内出血を少なくするために術後24時間は包帯で吸引部位を圧迫します。
処方箋
・抗生剤 ・痛み止め
アフターケア
痛みに対しては痛みどめでコントロールしてください。
注意点
傷口より薄い赤色の麻酔液が出る場合がございますが、特に問題はございませんのでご安心ください。
就寝時はバスタオル等を敷いてお休みください。

1日目
(手術翌日)
【ご来院】
翌日処置

患部の状態
翌日処置にご来院頂きました際に、包帯圧迫を外します。
(翌日処置にご来院されない方は術後24時間経過しましたらご自身で包帯を外してください)
傷口に貼ってあるテープは抜糸まで剥がさないようにしてください。
取れてしまった場合はお渡しする予備テープを貼ってください。
包帯除去後は専用の圧迫物を着用して頂きます。
清 潔
包帯除去後からシャワーを浴びることができますが、傷口はこすらないように気を付けてください。
抜糸までは傷口に石鹸が触れないようにしてください。
注意点
しっかりと細さをご実感頂くため、1か月間は24時間着用するようにしてください。
シャワーを浴びるときのみ外して頂いて結構です。
圧迫をすることで腫れや浮腫みを抑えることもできます。

7日目
【ご来院】
抜糸

患部の状態
施術部位の浮腫みがピークになります。
1か月ほどかけて徐々に軽減していきます。
清 潔
抜糸後翌日より入浴が可能となります。(傷口は強く洗わないようにしてください)
抜糸後翌日より傷口に石鹸を使用して頂いてかまいません。

2週間目

患部の状態
皮膚の硬さが出てきます(拘縮)
同時にツッパリ感も出てきますが、3か月程度かけて徐々に柔らかくなります。
2週間後からマッサージを行っても構いませんが、圧迫物を外さないようにしてください。

1ヶ月
【ご来院】
検診

患部の状態
細さがご実感頂けます。
浮腫みも引いてきますが、個人差があり、完全には引いていない場合もございます。
傷口の赤味も時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
日常生活
圧迫物を外して頂けます

3ヶ月
【ご来院】
検診

患部の状態
浮腫みも引き、ほぼ完成となります。
拘縮も落ち着き、より柔らかさが出てきます。
傷口の赤味は時間をかけて徐々に目立たなくなっていきます。
感覚の鈍さやピリピリとした感覚は術後3か月~半年かけて徐々に改善されていきます。