たれ目形成とは、下まぶた外側を斜め下方向に引き下げ目尻側の目の見え方を大きく見せる施術です。別名グラマラスラインや下眼瞼下制術とも呼ばれます。上まぶた側を大きく見せる施術には埋没法や目頭切開法などがありますが、たれ目形成術では目尻の下側を広げることでよりパッチリとした優しい印象の目元にすることが出来ます。
手術方法
手術の流れ
実際の手術の手順をご紹介します。
まずは表側の処置です。
ご希望のたれ目の程度により、皮膚の切除量を決めます。
下まつ毛の際に沿って切開し、予定したラインで皮膚を切除します。
その後、細い糸で縫合し、表側の処置は終了となります。
目の下の傷は1週間程経てば、お化粧でごまかせます。
数か月するとすっぴんでもほぼわからなくなりますので、傷が気になる方も安心です。
次にまぶたの裏側からの処置です。
下まぶたの裏側を切開し、CPFと呼ばれる瞼板の支持組織を縫い縮め、たれ目を自然な状態で固定します。
手術時間
1時間半~2時間
術後は一週間程で傷口は落ち着き、お化粧ができるようになります。腫れもほとんど気になりません。
傷口が落ち着くまでの間の外出時対策として、サングラスや縁の太いメガネなどの着用をお奨めしております。
他院でよくある失敗
逆さまつ毛の状態(内反)になってしまった

「傷の気にならない」「目立たない」といいまぶたの裏側からのみ手術をおこなっているクリニックもあります。
まぶたの裏側からのみ行う手術は結膜側からの処理のみになるため、内反といって、下まつ毛が眼球に当たる状態になる可能性があり、眼球を傷つけてしまうリスクがあります。しかし、内反しないよう手術を行うとなると、「効果の薄い手術」になってしまいます。
あっかんべーのよう(外反)になってしまった

表面の皮膚を切り取り縫合するだけの手術は30分程で終了します。外側の皮膚を切除するのみで手術自体も簡易的なためこのような手術を行うクリニックもあります。しかし表の皮膚のみを切り取る手術は、外反と言って、アッカンベーの状態になってしまいがちです。かといって外反を気にしすぎると変化の乏しい結果となってしまいます。
すぐに元に戻った
糸による簡易的なたれ目形成術もありますが、埋没法と同じく糸で固定して止める方法で、時間と共に緩むことで結果的には元に戻ること、裏側のみの処理のため内反のリスクがございます。
当院の特徴
両側からの処理で丁寧に手術
BEFORE
AFTER
- 施術料金
- 361,900円(税込)
- リスク・副作用
- 【内出血・痛み・熱感】…2週間程度
【傷口の赤味】…3か月
表側・裏側どちらかではなく両側から施術を行います。特に裏側の処理では結膜を正しく剥離できないとCPFを損傷してしまい引き下げが正しくできないため、慎重に処理を行っております。
そのため外反や内反になるリスクを下げるよう時間をしっかりとかけ丁寧な治療を行っております。
自然で変化のあるたれ目幅
基本的には4mm~6mmの幅でご希望に沿って理想の広さをご提案します。
目元全体のバランスを見て変化を出しつつ、不自然な幅にならないよう手術致します。
カウンセリング時は理想の幅をご相談下さい。
術後のケア・ダウンタイムについて
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 目の下に黒色の糸がつきます。
- アフターケア
- 痛みに対しては、痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛みどめ ・目薬
- 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 清 潔
- アイメイク以外は当日から可能です。(拭き取りメイク落としをご使用ください)
シャワーを浴びることができますが、入浴は抜糸の翌日からにしてください。 - 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、アイスノンで冷やしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう
1日目
手術翌日
- 清 潔
- 水洗いの洗顔は可能です。
7日目
【ご来院】
抜糸
- 患部の状態
- 傷の状態も落ち着いてきます。
- 清 潔
- 抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔、入浴、コンタクトレンズの使用が可能となります。
抜糸後翌々日からアイメイクも可能です。 - 日常生活
- 運動は可能ですが徐々に行うようにしてください。
1ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- より自然な感じになります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなり、3か月でほぼ落ち着きます。
3ヶ月
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。