脂肪吸引と同時に糸リフトは必要?効果について徹底解説
2024.02.16
2024.02.19
小顔・フェイスライン
Contents
患者様からのお悩み相談
顔の大きさが悩みで小顔整形を検討しています。
他院へカウンセリングへ行ったら、脂肪吸引と併せて糸リフトを勧められました。
同時に糸リフトもしたほうがよいのでしょうか。
糸リフトの人気の高まりと同時に、最近では脂肪吸引と糸リフトをセットで提案するクリニックが増えております。
今回は、糸リフトの必要性について解説します。
こちらの動画もご参考にください!
糸リフトについて
糸リフトは、リフトアップ施術の一つで、たるみを改善するために用いられる施術です。従来のフェイスリフト手術と比べ、短時間で行えるため、ダウンタイムやリスクが少なく最近の美容整形では人気の高い手術となっています。
糸の種類には、PDO糸やPCL糸、ミントリフト、テスリフトなどがありそれぞれ特性が異なります。細かい違いは多くありますが、主に糸にとげがあるかないか、溶解性か不溶解性か、メッシュの有無などによって使い分けられています。
糸の種類により効果の持続期間は前後しますが、一般的には数ヶ月~半年程度で元に戻るため一時的なリフトアップ術であります。
よく言われる糸リフトを同時にするメリット
脂肪吸引と糸リフトを同時にするメリットとして、以下の内容がよく挙げられています。
・脂肪吸引のみよりも小顔効果がしっかりとでる
・脂肪吸引だけすると、術後皮膚がたるむのでたるみ予防になる
・糸をいれることで将来的なたるみを防げる
しかし、当院では脂肪吸引と同時に糸リフトは不要だと考えております。
脂肪吸引と同時に糸リフトが不要な理由
糸リフトを不必要だと考える理由は、脂肪吸引だけでも十分小顔になれるためです。
当院で小顔整形をご希望される患者様の8割以上は20代の方です。20代の場合、丸顔や二重あご、ほほのもたつきの原因は主に脂肪や筋肉であることが多いです。お若い方の場合、皮膚のたるみはほぼありませんので、糸リフトを入れても変化は少なく、効果は乏しいと考えられます。
当院では小顔整形をご希望されている方には、主にあご下とほほの脂肪吸引をご提案しております。脂肪吸引だけでもきちんとした吸引技術を用いて行うことで、十分変化をだすことが可能です。
もし加えて治療をするならば、咬筋(エラ)の発達も適応がある方もいらっしゃるため、エラへのボトックス注射も併せて施術すると、筋肉を縮小することができ、より小顔効果が期待できます。
ボトックス注射は、一度だけでは効果が長く続く治療ではありませんが、数ヶ月~約半年ごとに繰り返し注射することで、持続期間が長くなる傾向があります。
糸リフトが同時にすすめられる理由
残念ながら糸リフトはクリニックの営利目的で活用されることが多いです。理由としては必要本数について患者様が判断できるものではないためアップセルの提案がしやすく、効果が一時的なものだからリピーター化でき、高度な技術を必要としない施術のため、新人の医師でもでき、結果として売上に繋がりやすい特徴があるからです。
将来的なたるみ予防という罠
脂肪吸引だけすると、術後皮膚がたるまないか心配をされる患者様も非常に多くいらっしゃいますが、お顔の脂肪吸引をされる方の多い20代では皮膚の収縮力があるため、吸引後は自然と引き締まります。そのため糸リフトを入れる必要はございません。
また将来的なたるみ予防のためと提案するクリニックもあり、脂肪がなくなった状態で糸リフトをすることで引きあがった状態で組織が癒着され効果が持続するとの見解です。一見理に適っているように感じますが、お顔のたるみの原因には皮膚のほか脂肪の下垂、筋肉の衰えなど、さまざまな原因があります。一人一人たるみの原因が異なるので糸リフトを入れたからといってたるみが予防されるとは限りません。
ご自身が将来的にどのような原因でたるむのか分からない中、予防のために数十万円の料金を支払うのは金銭面でもったいないと思われます。まずは小顔になるために必要な治療法を行い、たるみ治療とは分けて考え行われるのをおすすめします。
当院では30代以降の方でたるみのある方へは、リフトアップ治療として医療用ハイフのほか、ボリューム形成とリフトアップが同時に図れるヒアルロン酸リフト、外科治療の中でも特に効果的なフェイスリフトをご提案しております。
顔の脂肪吸引の症例写真
症例写真①
コメント
術前はフェイスラインが隠れていましたがしっかり吸引することで引き締まった輪郭になりました。脂肪吸引だけでもしっかり変化を出すことはでき、男性の場合は凛々しく爽やかな印象になります。
症例写真②
コメント
顎下の脂肪がすっきりしました。脂肪が取れ小顔になることで、全身のバランスも美しく見えます。
症例写真③
コメント
もともと丸顔寄りで可愛らしい印象の患者様でしたが、輪郭がでることによってクールな印象へと変わりました。
顔の脂肪吸引+ボトックス注射の症例写真
症例写真①
コメント
ボトックス注射も同時にしたことで、エラの筋肉の張りも解消されすっきりしたフェイスラインになりました。吸引量も多めの患者様でしたが、糸リフトをせずとも皮膚はたるんでいません。
症例写真②
コメント
お顔の丸みが解消され、シャープで大人っぽい印象のお顔になりました。
症例写真③
コメント
脂肪が取れすっきりしエラの筋肉も解消され、輪郭が逆三角形型に近づきました。
症例写真④
もともとお顔が小さめの患者様でしたが、輪郭がすっきりと見えるようになりました。
クリニック選びのポイント
当日中に契約しない
二重整形でよくあるアップセルの手口で、広告では安い金額で施術できるようなことを書いてあったのに「あなたの目元の場合このプランでないと難しい」と医師から言われ、広告やHPの金額の何倍もの見積りを提示されるケースがあります。
小顔整形でも同様に「あなたの場合糸を何本ずついれないと効果が期待できない」「バッカルやジョール、メーラーの脂肪吸引も取ったほうがいい」など言われ、想定していた金額の何倍にもなることがあります。
もちろん診察の結果、本当に適応がある可能性もありますが、本当に適応があるか把握するためにも当日中には契約はせず、何院かカウンセリングに行き、複数の医師の見解を仰ぐことをおすすめします。
原因の特定ができる医師を選ぶ
丸顔や顔の大きさの原因は主に脂肪や筋肉、骨格です。例えば骨格が原因の場合にはいくら脂肪吸引を行っても変化は微々たるものです。その場合骨切の施術が必要になります。
また筋肉(咬筋)の発達が原因の場合には、脂肪吸引せずとも筋肉(咬筋)へのボトックス注射だけでも理想の小顔に近づけられる可能性がございます。
診察時に原因の特定と施術による効果の見極めが出来る医師へ相談しましょう。
水の森美容クリニックのこだわり
科学的根拠(EBM)に基づいた脂肪吸引
患者様の理想と自然な仕上がりを実現するために、吸引技術の追求に加えて、国内外数多くの臨床研究や論文などを含めた科学的根拠に基づいた施術を行っております。
少なからず患者様には負担がかかるからこそ、負担を最小限に抑えると共に安全で確実な施術を行っていきます。
約20年磨いた技術力
脂肪吸引の仕上がりは医師の技術で95%が決まります。開院から約20年、当院では数多くの脂肪吸引を行うとともに、医師の経験や技術を積み上げてきました。
最後まで安心のアフターフォロー
普段の生活への影響、術後の症状などご不安な要素が多い施術だからこそ、当院では脂肪吸引を受けられた患者様全員に、完成まで徹底したサポート・アフターケアをお約束します。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2024.02.16
2024.02.19
小顔・フェイスライン
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医