福岡院医師 永濱 宏章 インタビュー

形成外科と美容外科の違い|美容外科医に転科した理由とは?

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実際に感じた形成外科と美容外科の違い

水の森美容クリニック 福岡院 永濱医師『実際に感じた形成外科と美容外科の違い』

実際に美容外科へ転科されて、形成外科と美容外科との違いや、難しいと思うところなどはありますか?

永濱例えば患者様の正常な状態を0だとすると、形成外科ではマイナスの状態の患者様を0へと近づけていくことが目標になります。

対照的に美容外科は0の状態の人をプラスに導くイメージになりますね。この“プラス”は患者様にとっての理想を意味しますが、やはり身体の構造上、理想通りに変化させるのは中々厳しいことがあります。

患者様の理想と自分たちが提供できるものをすり合わせていく中で、私は常にベストを尽くすように心がけています。

日々仕事をされている中で、形成外科の経験が活きていると実感することは何かありますか?

永濱美容外科は形成外科の延長上にありますので、形成外科で学んだことや経験したことは全て役に立っています。

例えば保険診療の手術では、執刀医の第一助手を医師が担当します。私も第一助手として執刀医のサポートに入った際、二重埋没法・目頭切開・ハムラ法・眼瞼下垂などの手術を見学させてもらいました。1年目は何をやっているのか今一つ理解できない状況が続きましたが、徐々に各手術でどんなことをしているのかが自分の中で鮮明になりましたし、理解を深めることができました。

その他、私が担当したものだと、外傷による傷痕(瘢痕)が汚い状態で治ってしまった人に対して、瘢痕を綺麗に治していく瘢痕形成というものを行ったことがあります。その時の経験も現在の美容外科としての仕事に役立っていると実感しています。

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