裏ハムラ法とは
裏ハムラ法(経結膜下ハムラ法)とは目の下のたるみやクマへの治療法で、たるみの原因となる突出した脂肪を、下まぶた裏側(経結膜側)からクボミ部分に固定(再配置)し目の下の凸凹を平らなフラットな状態にする、たるみ・クマ治療法の一つです。
裏ハムラのメリットとデメリット
裏ハムラ法は以下のようなメリットとデメリットがございます。
●メリット
- ・脂肪を再配置するため再発リスクが限りなく低い
- ・皮膚表面を切開しないので、皮膚に傷跡がつかない
●デメリット
- ・皮膚が伸びている場合のたるみには効果が薄い
手術前後の変化
手術前手術後




施術費用:¥416,900(税込み)
リスク・副作用:【目の下の圧迫固定】…3日間
【痛み・熱感】…1週間程度
【傷口の赤味】…3ヶ月程度
目の下のふくらみ・たるみでお悩みの患者様です。
手術後には、目の下の凹凸が無くなりフラットになっています。
各施術法との比較
目の下のたるみ・クマ治療では裏ハムラ法の他にも治療法がございます。ここでは代表的な治療と比較し、裏ハムラ法を解説します。
ハムラ法との違い
ハムラ法は皮膚の表面から切開し、脂肪を再配置する治療です。脂肪を再配置するという点で膨らみの原因である脂肪をクボミ箇所へ繋ぎとめるため再発のリスクが限りなく低くなります。
一方でハムラ法の場合は皮膚の表面から切開するので裏ハムラ法に比べて表面の傷跡が目立ちます。しかし裏ハムラ法では表面の切開せず下まぶた裏側(経結膜)から脂肪を再配置するため、たるみやクマの原因が脂肪だけでなく皮膚も原因の場合は、裏ハムラ法では効果が薄くなると考えられます。
30代以降の方は皮膚も原因となるケースが多いためが基本的にはハムラ法が望ましいと言えますが、20代の方で皮膚のたるみが少なく、脂肪の突出がある方は裏ハムラ法がよろしいでしょう。
脂肪除去との違い

❶アカンベーをした状態で、下まぶたの内側(結膜側)の点線上を切開します。


❷脂肪を引き出す


❸脂肪をカットする
脂肪取りでは名前の通り、膨らみ(たるみ)の原因となる脂肪を除去します。下まぶたの裏側から処置のため皮膚の表面に傷が出来ないのが特徴です。
裏ハムラ法も下まぶたの裏側から処置をするため皮膚の表面に傷が出来ないのは同じです。
一方で違いは脂肪を「除去」するか「再配置」するかになります。目の下の脂肪取りで脂肪を除去した場合、脂肪が取り除かれ一時的にたるみは解消されますが、再び眼窩脂肪が垂れ下がってくると繰り返し膨らみ(たるみ)が再発する可能性があります。その際眼再発を防ごうとハムラ法や裏ハムラ法を行おうとしても既に繋ぎとめる分の脂肪は除去してしまっているためハムラ法・裏ハムラ法での処置ができなくなります。
裏ハムラ法のダウンタイムと過ごし方
手術当日
【ご来院】
- 患部の状態
- 腫れや内出血を最小限に抑える為、目の下をガーゼとテープで圧迫固定します。
- アフターケア
- 痛みに対しては痛み止めでコントロールして頂ける程度です。
- 処方箋
- ・抗生剤 ・痛みどめ ・目薬
- 日常生活
- 入眠時は頭を高くして寝て頂く方が腫れの軽減になります。
- 注意点
- 痛みや熱感が強い場合には、アイスノンで冷やしてください。
飲酒は1週間は控えめにしましょう。 - 清 潔
- シャワーを浴びることができますが、圧迫の固定を濡らさないようにしてください。
洗顔はできませんので、濡れタオルなどで清拭してください。
3日目
【ご来院】
圧迫除去
・検診
- 目の下の圧迫除去と、血腫ができていないかの確認をさせて頂きます。
- 清 潔
- ガーゼ圧迫を外してからは水洗いの洗顔が可能となります。
アイメイク以外のメイクが可能となります。(ふき取りメイク落としを使用してください)
7日目
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- 傷の状態も落ち着いてきます。
- 清 潔
- 検診後翌日から石鹸を用いた洗顔が可能となります。
検診後翌日から入浴が可能となります。
検診後翌々日から創部のメイクが可能となります。
1か月後
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- より自然な感じになります。
傷口の赤味も時間の経過と共に目立たなくなり、3か月でほぼ落ち着きます。
3か月後
【ご来院】
検診
- 患部の状態
- ほぼ完成となります。
こちらの動画で目の下のたるみ・ふくらみ治療を解説しております。
お時間ありましたらぜひご覧ください。