美容皮膚科医 金子 繭子 インタビュー

美容皮膚科医が解説!ピコレーザー治療と最新機器ピコシュアについて

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衝撃波でメラニン色素を破壊。「ピコシュア」の特徴とは?

さまざまなレーザー治療の中において、ピコレーザーの特徴を他のレーザー治療との違いと合わせて教えていただけますでしょうか?

金子ピコレーザーとはピコ秒発振のレーザーで、従来のQスイッチレーザーやロングパルスレーザーと比べて、照射時間が早いのが特徴です。(例えるならばリニアと新幹線、在来線の違い、みたいなイメージを思い浮かべてください。)

シミ治療の場合、通常メラニン色素が蓄積した細胞をレーザー治療で除去していきますが、ピコレーザーでは衝撃波でメラニン色素を破壊していきます。その他のレーザーでは熱で破壊していく、と考えるのが分かりやすいかと思います。熱的作用が少ないほど、瘢痕形成(術後の色素沈着など)のリスクは少なくなります。

水の森美容クリニックでは、ピコレーザーを用いる「ピコシュア」採用しています。
ピコシュアとは、どのような機器でしょうか?

金子アレキサンドライトレーザーのピコレーザーになります。
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症など保険診療の領域でも適応がある機械で、良性の色素性疾患(シミやあざ)にも有効です。
また、シミ・しわ・ニキビ跡・タトゥー除去の分野において米国FDAの認可を取得しています。

ピコシュアと他の機械の違いや優れている点を教えていただけますでしょうか?

金子755nmの波長を有する機械なのでメラニン吸収率が高く、その一方で血管吸収率が低く血管へのダメージを抑え、不要な副作用(炎症後色素沈着など)のリスクを抑えることができます。
さらにピコ秒レーザーですので、Qスイッチレーザーなどでは反応しなくなったタトゥーなどの細かい粒子・色素にも反応します。

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