「痩せる」「太る」ということは、脂肪細胞が大きくなるか、小さくなるかと言い換えることができます。
一つ一つの脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりすることで太ったり痩せたりするのです。
違いその①脂肪吸引はリバウンドしない
ダイエットの場合
ダイエットではそれぞれの脂肪細胞を小さくすることを目的とします。 しかし、頑張ってダイエットをして小さくなった脂肪細胞も、リバウンドでまた大きくなって太ってしまう可能性があります。
脂肪吸引では脂肪細胞そのものを除去するため、わずかに残った脂肪細胞が大きくなったとしてもリバウンドしません。
違いその②脂肪吸引はLFDも除去できる
脂肪層は2層に分かれています
浅い層(皮下脂肪)
浅い層には細い血管や神経が走行していて皮下脂肪と呼ばれます。
ダイエットにはこの皮下脂肪が反応します。
深い層(LFD)
深い層には血管、神経はなく、LFDと呼ばれる脂肪層があり、 ダイエットには反応しません。
いくらダイエットしても痩せない!
それがLFDなのです
ダイエットやエステなどの痩身は、マッサージをして血行を良くすることで皮下脂肪を燃焼させます。
しかし、深い層の脂肪(LFD)は、血管がないため、ダイエットでは燃焼されません。
LFDとは、人間が餓死状態になる限界まで蓄えられている脂肪なのです。
脂肪吸引は、物理的にLFDを除去することができます。
ダイエットの場合
皮下脂肪は燃焼しますが、LFDは燃焼しません。
脂肪吸引の場合
皮下脂肪、LFDを共に吸引します
脂肪吸引が行われた当初から、脂肪吸引の手術ではLFD のみ吸引するのが常識でした。
しかし、実際の現場では、LFD の吸引だけでは効果が不十分となり、患者様の満足につながりません。
そのため、皮下脂肪もある程度除去していくことが多いです。
ただし、皮下脂肪は取りすぎると凹凸や色素沈着の原因となります。
上の図のように、皮下脂肪は数ミリ残さなくてはいけません。
医師の経験、知識、技術が必要になります。