埋没法はすぐ取れる?取れやすい人の特徴と取れにくくする方法を解説
2024.09.18
2024.10.08
お目元
二重埋没法は、手軽に二重を作ることできる施術として美容整形の中でも人気の施術です。比較的短いダウンタイムで安くできるとしても、せっかくならできるだけ長持ちさせたいですよね。今回は二重埋没法の術式と取れにくさの関係や取れにくくする方法を解説します。
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Contents
取れない埋没法はあるのか
まず初めに、絶対に取れないと言い切れる二重埋没法は存在しません。
二重埋没法の取れやすさには個人差があります。中には10年、20年と二重のままの方もいらっしゃいますが、どんなに高額なプランを選択しても、どんなに糸の数を増やしても、取れやすい方はすぐに取れてしまいます。
「複雑そうな糸の掛け方や高いプランやオプションを選べば安心」などと安易に決めてしまわず、冷静に判断しましょう。
不要な営業行為は行いません。
安心してカウンセリングにお越しください。
二重埋没法が取れてしまうのは何故か
二重埋没法が取れてしまう根本の原因は、「二重埋没法の施術の特性」にあります。
二重埋没法は、二重にしたい位置に糸を掛けて二重の仕組みを作る施術です。糸で二重の仕組みを作っているだけの簡易な施術ですので、どのような術式や糸のかけ方を用いたとしても糸が緩んで二重が取れてしまう可能性があります。
この他にも、二重埋没法が取れやすくなる原因として、以下の要因が挙げられます。
・術式・施術方法による影響
挙筋法の術式は瞼板法に比べて取れやすくなります。
・元々のお目元や瞼の状態による影響
目の窪みの強い方、瞼の厚みのある方、目を開ける力の弱い方、目を強くこする癖のある方は取れやすい傾向があります。
・広すぎる二重幅で二重を作っている影響
骨格に合わない二重幅にすると取れやすくなります。
これらの要因を順に解説していきます。
二重埋没法の詳細はこちら
二重埋没法の施術方法と持続力への影響
次に施術方法と持続力への影響を解説します。
一般的な埋没法の術式は大きく分けて、挙筋法と瞼板法の2つです。
しかし、クリニックによって糸の掛け方や糸玉を埋没させる位置を変えたり、オプションを付けるなどして、独自のネーミングで様々な価格帯のプランが用意されています。
二重埋没法の術式と取れにくさの関係
二重埋没法の基本的な術式は”挙筋法”と”瞼板法”の2種類で、糸をかける位置に違いがあります。
挙筋法
挙筋法とは ”眼瞼挙筋”という目を開く筋肉に糸をかけて二重を作る方法です。
挙筋法のメリット
・糸が角膜から遠いためゴロゴロしにくい
挙筋法のデメリット
・瞼板法に比べて腫れが長引きやすい
・柔らかい挙筋に固定するため、糸が緩んで元に戻りやすい
・眼瞼挙筋を糸で締め付けることで、眼瞼下垂になるリスクがある
瞼板法
瞼板法とは瞼板という軟骨に糸をかけて二重を作る方法です。
瞼板法のメリット
・挙筋法に比べて術後の腫れが少ない
・固い瞼板に固定するため、糸が取れにくい
・挙筋法と違い、術後に眼瞼下垂になるリスクがない
瞼板法のデメリット
・術後目がゴロゴロする可能性がある
挙筋法、瞼板法それぞれにメリットとデメリットがありますが、比較的取れにくい術式は瞼板法です。
また、瞼板法のデメリットである「目のゴロゴロ感」も、挙筋に近い位置の瞼板に糸を固定することで限りなくゼロに近づけることができます。
挙筋法のデメリットである「糸の取れやすさ」「腫れが長引くリスク」「眼瞼下垂のリスク」を考えたときにあえて挙筋法を選ぶ必要性はなく、当院では瞼板法を採用しております。
二重埋没法の糸の掛け方と取れにくさの関係
当院では、スクエア状に糸をかける ”2点留め”を採用しています。この掛け方はクリニックによっては”2線留め”とも呼ばれています。瞼の中に糸が2本入り、点ではなく線で糸を通すことにより、安定した美しい二重のラインに仕上がります。
糸の掛け方には学術的な定義はなく、同じ掛け方でもクリニックによって名称は様々ですので、施術を検討しているクリニックやプランが具体的にどのような掛け方をしているのかを確認する必要があります。
取れやすい糸の掛け方の例
このような糸の掛け方もクリニックによっては”2点留め”と呼ばれていますが、1点あたりの糸の幅が極端に狭いため取れやすいと言えます。
このようなかけ方の二重埋没法に極端に安い価格を付けて広告で宣伝し、実際にカウンセリングに来た患者様には、「あなたの目では取れやすいから」と別の高額プランに誘導するクリニックもあるため注意しましょう。
高額なプランの糸のかけ方の例
このような複雑な糸の掛け方を行う二重埋没法のプランで「切開法と同じ持続力」などと誇張した宣伝を行い、相場からかけ離れた高額な料金設定をしているクリニックがあります。
複雑に糸をかけており、一見すると強度が高そうに見えますが、1本の糸であることに代わりはないため、半永久的に取れなくなるという根拠はないと考えます。
二重埋没法の相場について詳しくはこちらもご覧ください
二重埋没法の糸の本数と取れにくさの関係
糸の本数
当院の二重埋没法は基本的に2本の糸で二重のラインを作ります。
クリニックによっては4本、6本と糸の数を増やして高額なオプション料金を設定しています。
確かに1本だと強度に欠け、理想のラインが作りにくいと言えますが、4本、6本と糸の数をたくさん増やしても、取れなくなるわけではありません。
二重埋没法の糸をかけ直しを行う際は基本的に抜糸はせずに糸を追加していきます。瞼の中の糸の数が増えると、瞼に負担がかかる上、瞼表面のボコ付きや異物感などのリスクも高まるため、むやみに糸の数を増やすことはおすすめしません。
二重埋没法のかけ直しについて詳しくはこちらもご覧ください
○点留めの考え方
”○点留め”の数え方もクリニックによって様々です。
当院では片目に付き2本の糸を使用しているため、2点留め(2線留め)と表記していますが、次のような数え方をしているクリニックもあります。
①針穴の数で数える例
左の画像は1本の糸しか使用しておりませんが、針穴が2箇所にあるため2点留めとしている例です。当院の数え方ですと1点留めとなります。
右の画像は2本の糸を使用しておりますが、針穴が4ヶ所にあるため4点留めとしている例です。こちらは当院の2点留めと同じになります。
②ノッチを作る例
こちらは1本の糸で3つのノッチを作ることで3点留めと謳うケースです。この方法で強度が増すことはありません。糸は1本ですので1点留めと同じと言えます。
このように実際は糸の数は1本でも2点留めや3点留め、2本でも4点留めと表記し、高額な料金設定をしているクリニックがありますので実際の糸の本数やかけ方まで調べることが重要です。
○点留めの数え方はクリニックによって違うこと、糸の数を増やし過ぎると弊害があることを理解した上で、クリニックやプランを選びましょう。
こちらの動画でも二重埋没法の糸のかけ方を解説しております。
ご不明点はカウンセリングにてお気軽にご質問ください。
二重埋没法が取れやすい人の特徴
二重埋没法の取れやすい方には次のような特徴があります。
目を開ける力が弱い方
目の上の窪みが強い方
骨格に合わない幅広の二重を作った方
瞼が腫れぼったく厚みがある方
目を強くこする癖のある方
二重埋没法の糸の取れやすさは、医師の技術や術式よりも、個々のお目元の状態によって左右されるケースが多いと言えます。
全く同じ条件で施術を行なっても、10年・20年と持続する方もいらっしゃれば、数年で取れてしまう方もいらっしゃいます。
二重埋没法を取れにくくするには
適切な二重幅
骨格に対して広すぎる二重幅を作ってしまうとすぐに取れてしまう可能性が高くなります。また、蒙古壁の張り出しが強い方が無理に平行二重を作ったときも取れやすくなってしまいます。
当院では患者様お一人おひとりの骨格に合う最適な二重幅をご提案しております。
当院の二重幅の考え方についてはこちらの動画もご覧ください。
糸の掛け方
挙筋法よりも瞼板法の方が取れにくいと言えますので、効果を持続させたい方は瞼板法を選ばれることがおすすめです。但し、瞼板法であっても「必ず取れない」わけではございません。
二重埋没法は施術の特性上、どのような手法であっても後戻りのリスクが必ずあります。糸の本数を増やしたり、特殊な糸の掛け方をしても、結果は同様です。
「永久に持続する埋没法」と謳い、高額なプランに誘導するクリニックには注意をしましょう。
二重埋没法のかけ直しと保障
多くのクリニックにはオプションで保障期間を設定しており、保障期間内に二重が取れてしまった方に掛け直しを行っております。
二重埋没法は二重が取れてしまった場合にかけ直しが可能です。
かけ直しの際には基本的に前回の二重埋没法の糸を抜糸する必要はございません。(※幅を狭くしたい方は抜糸を行い、抜糸の腫れが完全に引いてから再度二重埋没法の施術を行います)
糸の掛け直しの回数に明確な決まりはありませんが、瞼への負担を考慮したときに、当院では3回までを推奨しております。3回以上二重埋没法が取れてしまった方に関しては、二重切開法を受けられることがおすすめです。
二重埋没法のかけ直しについて詳しくはこちらもご覧ください。
半永久的に二重にするには
先述した通り、どんなに高額なプランだとしても、”絶対に取れない二重埋没法”は存在しません。半永久的な二重を作るには二重切開法をおすすめします。
二重切開法とは瞼を切開し、内部の脂肪や筋肉を適切に処理することで二重を作る施術です。埋没法に比べて安定した二重ラインを維持することができます。
二重切開法の詳細はこちら
こちらの動画でも二重切開法を解説しております。
水の森美容クリニックの二重埋没法の症例写真
二重埋没法の症例写真①
二重埋没法の症例写真②
二重埋没法の症例写真③
二重埋没法の症例写真④
二重埋没法についてよくある質問
Q. 埋没法が取れやすい人の特徴はありますか?
A. 目を強くこする癖のある方、目の上の窪みが強い方、目を開く力の弱い方、瞼が腫れぼったく厚みがある方、骨格に合わない幅広の二重を作った方は取れやすい傾向にあります。
Q. 埋没法のかけ直しをするとき、抜糸は必要ですか?
A. 同じ幅もしくは幅を広げる場合は不要です。幅を狭くしたい場合は抜糸が必要です。
Q. 水の森の二重埋没法の術式を教えてください。
A. 当院では瞼板法2点留めを採用しております。2本の糸をスクエア状にかける方法でクリニックによっては2線留めとも呼ばれております。
Q. 水の森美容外科では何ミリ位がおすすめですか?
A. 広くても自然な人もいれば、狭い方が自然な人もいます。当院では何ミリと言うよりも、シミュレーションした目を見ていただき、骨格や皮膚の状態も考慮した適切なアドバイスをさせて頂きます。
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診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
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2024.10.08
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医