ハムラ法(目の下のたるみ取り)の失敗事例と失敗しないためのポイント
2022.09.05
目の下のたるみは、年齢以上に顔を老けて見せる原因のひとつで、悩まれカウンセリングに来られる方は世代を問わず多くいらっしゃいます。
その解決法として有効なハムラ法ですが、医師の手技や技術不足によっては術後に失敗したと感じる事や後悔するケースもございます。
今回は、目の下へたるみが出来る原因からハムラ法で失敗しないためのポイントまで解説します!


Contents
ハムラ法の失敗に関する患者様からのお悩み相談

ハムラ法をしてから術後数か月経ちますが左目が乾燥しやすくなりました。また目の下側が赤く、「あっかんべー」したような状態に見えます。これは失敗なのでしょうか。
目の下のたるみの原因
目の下のたるみの原因は、筋肉が緩むことで生じた「突出した脂肪」が主な原因です。 原因となる脂肪を解決することが「たるみ」の解決につながります。

目の下のたるみ取りの手術方法
目の下のたるみやくまの治療にはレーザーなどが用いられることもありますが、実際そのような治療では改善効果はわずかなケースが多いです。お悩みのある大半の方は原因である「突出した脂肪」を解決することが根本的な解決法となります。
ハムラ法(目の下のたるみ取り)とは
ハムラ法とは、たるみ(ふくらみ)の原因となる脂肪をクボミへ移動させ、目の下をフラットな状態に整える治療法です。「脂肪再配置術」とも言われクボミ部分へ固定させるため、脂肪が将来的に再度垂れ下がったとしても再発のリスクが少ないのが特徴です。
また脂肪再配置と合わせ、余分な皮膚も切除するため皮膚のたるみのある方にも効果的な治療です。
ハムラ法の手術方法

前方へ突出した脂肪を骨に沿って下方向に移動させ、固定する事により脂肪の膨らみを解消しつつ凹みの部分を滑らかなフラット状態に仕上げます。余った皮膚や筋肉を切除し平面にします。
裏ハムラ法とは
裏ハムラ法(経結膜下ハムラ法)はハムラ同様、目の下のたるみの治療法で、たるみの原因となる突出した脂肪を、下まぶた裏側(経結膜側)からクボミ部分に固定(再配置)し目の下の凸凹を平らなフラットな状態にする治療法の一つです。
ハムラ法と裏ハムラ法の違い
ハムラ法は表面から切開するので裏ハムラ法に比べて表面の傷跡が目立ちます。しかし裏ハムラ法では表面を切開せず下まぶた裏側(経結膜)から脂肪を再配置するため、たるみやクマの原因が脂肪だけでなく皮膚も原因の場合は、裏ハムラ法では効果が薄くなると考えられます。
30代以降の方は皮膚もたるみ原因となるケースが多いため、基本的にはハムラ法が望ましいと言えますが、20代の方で皮膚のたるみが少なく、脂肪の突出がある方は裏ハムラ法が良いでしょう。
ハムラ法(目の下のたるみ取り)の失敗事例
ドライアイになる
皮膚を切開量や固定の仕方によっては、外反状態に陥ってしまいます。
その影響により、目元が閉じづらくなり目が乾燥し、ドライアイになってしまう可能性があります。
傷跡が残る可能性
ハムラ法で切開する位置はまつげの下あたりのため、大半の場合は傷が治ればほぼ分からなくなります。
数か月後には傷も治り目立たちにくくなるのですが、人によっては気になる可能性があります。
目の下のたるみが取れない
脂肪をくぼみ部分へ上手く固定できないと改善されたと感じられません。そのためせっかく施術したのに効果がイマイチだった後悔する可能性があります。
ハムラ法を失敗しないためのポイント
ハムラ法をご検討させる方は以下の2点はしっかりチェックしましょう。
※動画もご参考にください。
事前カウンセリングをしっかりうける
目の下のたるみの原因が皮膚なのか脂肪なのかで治療法が異なります。また患者様のご年齢によってもおすすめする施術が異なることもございます。基本的にはハムラ法や裏ハムラ法で再発のリスクがない治療をお勧めしますが、20代で皮膚のたるみがない方などは下眼瞼脱脂でも十分なケースもございますので、経験のある医師のカウンセリングを受けましょう。
経験と実績のある美容外科を選ぶ
最近では下眼瞼脱脂が手軽さから人気の傾向がございますが、将来的なことまで考えた上で目の下のたるみを様々な治療法からアプローチできる美容外科を選びましょう。下眼瞼脱脂のみではなくハムラ、裏ハムラ法まで行え実績のある医師へ相談しましょう。
水の森美容外科での目の下のたるみ取りの特徴
持続効果のあるハムラ法を採用
目の下のたるみ治療では、 根治させることや将来的な再発リスクまで考えハムラ法が望ましいと言えるでしょう。
当院では将来的な再発・リスク・副作用まで踏まえた上で治療のご提案を致します。
水の森美容外科での目の下のたるみ取り症例写真


施術費用: 394,900円(税込)
リスク・副作用: 【目の下の圧迫固定】…3日間
【痛み・熱感】…1週間程度
【傷口の赤味】…3か月程度


施術費用: 394,900円(税込)
リスク・副作用: 【目の下の圧迫固定】…3日間
【痛み・熱感】…1週間程度
【傷口の赤味】…3か月程度
2022.09.05
この記事の監修医情報

水の森美容クリニック
総院長 竹江渉
<経歴>
- ・平成10年 東京医科大学医学部卒業
- ・平成18年2月 水の森美容クリニック開院
<所属学会>
- ・日本美容外科学会正会員
- ・日本美容外科医師会正会員
- ・麻酔科標榜医
- ・BOTOX VISTA®認定医
- ・ジュビダームビスタ®認定医
今回の患者様のお悩みは、ハムラ法の術後の失敗ついてのご相談ですね。
ハムラ法は適切に行えば、再発のリスクなく目の下のたるみを解消できる素晴らしい治療です。
ただ最近流行している簡易的な下眼瞼脱脂と比べると技術力が必要な術式のため手技によっては失敗するリスクもなくはありません。
今回のケースだと皮膚を固定する位置、皮膚を切除する量が多すぎたためまぶたが外反(あっかんべー)の状態)になってしまった可能性があると思われます。
失敗の原因の前に、まずは目の下へたるみができる原因から解説いたします。