眉下切開(眉下リフト)の失敗例や後悔しないためのポイント
2022.09.11
お目元
年齢を重ねていくと上まぶたの厚みやたるみ、たるみによって二重幅が狭くなります。
眉下切開(眉下リフト)は、それらのお悩み改善に効果的な手術ですが、目元の状態によってはイメージとは異なる仕上がりや失敗に繋がる可能性もあります。
今回は、眉下切開とはどんな手術なのか。せっかくの手術で後悔や失敗しないためのポイントやダウンタイムについても解説していきます。

Contents
眉下切開の失敗に関する患者様からのお悩み相談

今回の患者様のお悩みは、眉下切開の手術をして後悔してしまったというご相談ですね。
眉下切開は、上まぶた・目の上のたるみがある方や加齢によって二重幅が狭くなってしまった方にとっては、黒目がしっかり見えたり若々しい印象を与える効果的な手術です。
ですが、今回のご相談のように患者様の目元の状態によっては、手術をしてしまうと逆に不自然な仕上がりや失敗に繋がってしまうことがあります。
失敗に繋がってしまう原因と合わせて、手術方法やリスクについてもご説明していきます。
眉下のたるみが出てしまう原因
眉下の部分がたるんでしまう主な原因には、加齢による肌の弾力を保つコラーゲンなどの成分の減少や、眼球周辺の筋力が衰えてしまうことが挙げられます。
そのため、このたるみを改善することで目元をスッキリさせることができます。
眉下切開(眉下リフト)の手術方法
眉下切開の手術方法についてご説明いたします。
まず、眉下のたるみの状況に加えて目元全体の状態を確認したうえでデザインを決めます。そしてデザインに沿って皮膚を切除していきます。場合によっては、皮下脂肪や眼輪筋も切除することもあります。その後、中縫いをしたうえで表面の傷口を縫合を行う流れになります。
手術全体は、約1時間半ほどで終了します。

眉下切開の手術のポイント
眉下切開の手術で注意しなければいけない点は、「デザイン」・「皮膚の切除量」・「眼輪筋も切除すべきかどうか?」と、いくつかあります。
手術中は局所麻酔を使用して行うため、患者様に実際にご確認いただきながら進めていきます。
事前にしっかりデザインをした上で切除を行いますが、左右差が生じてしまったり、患者様から「もう少し切って欲しい」などのご要望があった場合には、不自然な仕上がりにならないように微調整していきます。
眉下切開(眉下リフト)の失敗事例
①目と眉毛の間が狭い方
まず、手術前から目と眉毛が狭い方は眉下切開には不向きです。眉下のたるみ(皮膚)を切除するので、より一層その距離が近くなってしまいます。
②目元の印象に大きな変化を求めたい方
眉下切開は、あくまで眉下のたるみを解消するための手術です。手術をしたからといって、目元に大きな変化を加えることまではできないことを理解しておく必要があります。
③眉毛の細さが気になる方
眉下の皮膚を切除する際に、眉毛の中を切開していきます。実際はほとんど気にならない程度ですが、元々眉毛が細い方や細さが気になるという方は、手術後に目元の印象がが変わってしまう可能性があるため、失敗してしまったと感じてしまうことがあります。
眉下切開(眉下リフト)で失敗や後悔をしないために
眉下切開で失敗や後悔しないために、予め以下のことを理解したうえで手術を受けることをおすすめします。
眉下切開のリスク
①眉毛が細くなる
先述の通り、眉毛の中から切開をしていくので眉毛が細くなる場合があります。ほとんど分からない程度ですが、元々眉毛が細い方はご注意ください。
②目と眉毛の距離が近くなる
上まぶた(眉下)のたるみをが解消できる一方で、目と眉毛の間が近くなります。極端な変化ではありませんが、こちらも元々目と眉毛の間が狭い方はカウンセリング等で医師にしっかり診てもらいましょう。
③傷跡
正しい位置で丁寧に切開を行えば、傷口は目立つことはありません。個人差によって傷跡の赤みや腫れが生じる場合もありますが、徐々にわからなくなっていきます。
④つり目
上まぶたのたるみは解消できたが、つり目になってしまったというケースもネットなどで目にします。傾向として目尻側の方がたるみが強く出るため、目尻側を多く切開する必要があります。しかし、多く切開してしまうとつり目の原因にもなります。
⑤たるみの残存
皮膚のたるみが重度の場合、眉下切開を行ってもたるみが残ってしまう場合があります。
眉下切開(眉下リフト)のダウンタイムについて
個人差はありますが、術直後は下の画像のように赤みや腫れが生じます。赤みや腫れは1週間程度で落ち着きはじめます。
術後7日目に抜糸を行い、抜糸翌日から石鹸での洗顔や入浴が可能になります。また、抜糸の翌々日からはアイメイクも可能です。1ヶ月程度で馴染んでいき、3ヶ月目にはほぼ完成となります。



水の森美容クリニックの眉下切開(眉下リフト)の特徴
事前に目元の状態とシミュレーションでしっかり確認

リスクや注意点の部分でご説明した、目と眉毛の距離が近い場合や元々眉毛が細い方などは、事前に確認をしなければ失敗してしまう可能性が高くなります。
また、大きく切開をしてしまえばつり目のリスクも高まるため、事前のシミュレーションも非常に重要です。
当院では、豊富な経験と知識を兼ね備えた医師がカウンセリングにて目元を拝見し、患者様にご納得いただくまで丁寧にシミュレーションを行います。
二重整形との同時手術をおすすめしない
眉下切開を行うと、二重の幅が変わってくるため二重整形との同時手術はおすすめしていません。
もし、二重手術と眉下切開の両方をご希望の場合には、先に二重の手術を行い、腫れや赤みなどがしっかり収まった後に眉下切開をされることを推奨いたします。個人差もあるかと思いますが、少なくとも1ヶ月以上は手術の間隔を空けたほうが良いでしょう。
一緒に手術をしたいと検討されている方には、カウンセリングの際に計画的なご提案もしておりますので、お気軽にご相談ください。
水の森美容クリニックでの眉下切開の症例写真
20代女性の症例写真


【施術料金 】273,900円(税込)
【リスク・副作用 】腫れ・赤み・むくみ ※ピークは一週間ほど
30代女性の症例写真


【施術料金 】273,900円(税込)
【リスク・副作用 】腫れ・赤み・むくみ ※ピークは一週間ほど
40代女性の症例写真


【施術料金 】273,900円(税込)
【リスク・副作用 】腫れ・赤み・むくみ ※ピークは一週間ほど
眉下切開についてよくある質問
Q. 眉下のたるみの原因は何ですか?
A. 主な原因は、加齢によってお肌の弾力を保つコラーゲンなどの成分の減少、眼球周辺の筋力の衰えが挙げられます。
Q. 眉下切開(眉下リフト)をおすすめできない人はいますか?
A. 次のような方が眉下切開の施術をご希望の場合、慎重にご検討いただくことをおすすめします。①目と眉毛の距離が近い方、②目元の印象に大きな変化を求めたい方、③眉毛の細さが気になる方
Q. 眉下切開のリスクには、どのようなものがありますか?
A. ①眉毛が細くなる、②目と眉毛の距離が近くなる、③傷跡、④つり目になる、⑤たるみの残存
2022.09.11
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医

まぶたのたるみが気になってきたこともあり、先日眉下切開の手術を受けました。
ですが、手術の後に眉毛と目の距離が短くなってしまい、目元の印象が変わってしまいました。
正直、眉下切開の手術をしない方が良かったと後悔しています。こうなってしまった原因や注意すべきところがあったのでしょうか。