ボトックスの失敗事例と失敗を避けるポイントを解説!
2024.10.01
2024.10.01
切らない施術
しわの改善や小顔など、打つ場所によって様々な効果のあるボトックス注射は、ダウンタイムがほとんどなく、注射だけで手軽にお悩みを改善できるプチ整形として人気の施術です。
しかしどんなに手軽な施術でもリスクは必ずあります。SNSなどでボトックス注射の失敗を見聞きして不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回はボトックスの様々な失敗事例を紹介し、原因と失敗を避けるポイントを解説します。
ボトックス注射とは
ボトックスとはボツリヌス菌という細菌から抽出した毒素のことで、筋肉を弛緩させる効果があります。この毒素を生理食塩水で薄めて注射することをボトックス注射と呼びます。
ボトックス注射は筋肉に注射します。注射する筋肉によって次のような効果があります。
①表情ジワの予防
額のシワ・眉間のシワ・鼻の横ジワ・目の下のシワ・唇の上のシワ・顎の梅干しジワなど
②筋肉を緩める
人中を短く見せる・たれ目・ガミースマイルの改善・口角を上げる・肩こり改善など
③筋肉を小さくする
エラの筋肉を小さくする・肩太り改善・ふくらはぎを細くする
④汗を抑える
脇や手足の汗を抑える
ボトックスの効果は約4~6ヶ月です。強い効果は1~2カ月でその後徐々に効果は弱まっていきます。
ボトックス注射の詳細はこちら
ボトックスの失敗例
次にボトックスの失敗例をご紹介します。
瞼が重たくなる
瞼が重たくなる失敗は額のボトックス注射で起こることがあります。
瞼のたるみのある方は無意識に眉を上げて目を開く癖のある方がいらっしゃいます。そのような癖のある方が額のシワを消すためにボトックスを打つと、眉が上げにくくなるため瞼が重たくなったと感じてしまうことがあります。また眉に近すぎる位置に注射すると眉が全く動かなくなり、瞼が重く感じてしまうこともあるため適切な位置や量も重要です。
眉毛が吊り上がる(スポックブロー)
額と眉間に同時に注射した際に起こりやすくなります。
眉毛を上げる力が強い方が額と眉間にボトックス注射を打つと、眉尻側の筋肉だけが動いてしまい、吊り上がったような不自然な眉になってしまうことがあります。この状態をスポックブローと言います。
この場合は眉の外側にボトックスを追加することで改善することができます。
ボトックスの強い効果は1~2カ月程度でその後徐々に弱まりますので、額にも眉間にもにボトックス注射を打ちたい場合は2カ月くらい間隔を開けて交互に打つことで、スポックブローを防ぐことができます。
皮膚がたるむ
咬筋(エラ)のボトックス注射で起こることがあります。
40代以降の方で咬筋のとても発達している方が咬筋にボトックスを打つと、筋肉が小さくなる分たるみが生じる可能性があります。
咬筋(エラ)のボトックスは小顔効果があり、噛みしめの改善もできる人気の施術ですが、カウンセリングでしっかりリスクまで説明を受けた上で施術を受けるかどうかを選択しましょう。
笑顔や表情が不自然になる
・額
額のボトックスで注射する位置を眉に近づけすぎてしまうと、眉が動かなくなり表情が硬くなる方がいらっしゃいます。逆に打つ位置が上過ぎると効果がないと感じてしまいます。
・目の下
目の下に打ちすぎると笑った時に目の周りが動かず、不自然さや違和感が出てしまうことがあります。
・咬筋(エラ)
顔には様々な筋肉があります。ボトックスの量が多すぎると笑筋と呼ばれる笑った時に動く筋肉にまで効いてしまい、笑っているのに笑っていないように見えたり不自然さが出てしまうことがあります。
効果が感じられない
ボトックスは筋肉に作用します。
エラやふくらはぎ、ガミースマイルなどのボトックス注射の場合お悩みの原因が筋肉ではなく骨や脂肪の場合は効果がないと感じてしまいます。ボトックスが適用になるかどうかはカウンセリングで医師に相談しましょう。
しゃべりにくい・食べにくい
顎、上口唇、人中、口角など口の周りは人気の部位ではありますが、打つ位置や量によっては一時的に口が動かしにくくなってしまうことがあります。
こちらの動画でもボトックスについて詳しく解説しております。
ボトックス注射で失敗を防ぐために
術後の過ごし方に注意する
・術後数日間身体が温まる行為を控える
ボトックスは熱に弱い性質があります。効果が弱まる可能性があるため、術後3日間ほどは激しい運動や浴槽入浴、サウナや飲酒など身体が温まる行為をできるだけ控えましょう。
・術後数日間マッサージを控える
周辺の筋肉にまで影響してしまう可能性があるため、術後数日間は注入箇所とその周辺のマッサージを控えてください。
・術後数日間うつ伏せ寝を控える(咬筋や目尻)
周辺の筋肉にまで影響してしまう可能性があるため、咬筋や目尻への注入後3~4日間はうつ伏せ寝を控えてください。咬筋への注入であればは頬杖も数日間控えてください。
適量と位置の見極めができるクリニックを選ぶ
ボトックスを注入量は注入する部位の筋肉やその大きさによって大きく異なります。
ボトックス注射の失敗を防ぐために最も重要なことは適量と注射位置の見極めです。
的確な量を打たなければ効果が感じられなかったり、逆に効きすぎてしまい表情が不自然になってしまうこともあります。また、効果を出したい筋肉と影響してはいけない筋肉も見極めなければ不自然になってしまいます。
理想の症例写真を探したり、カウンセリングで丁寧な説明をしてくれる医師を選びましょう。
当院では筋肉の見極めて術前のデザインを行い、数多くの症例に基づき患者様に合わせた適正量を注入します。
同じクリニックで施術を受ける
ボトックスの効果はおおよそ4~6ヶ月です。2回目以降に打つ際もよほど強い不満が無い限りは同じクリニックで施術を受けることをおすすめします。
初めてのボトックス注射であまり効果が実感できなかったり、逆にもう少し効果を抑えたいと思ったとしても、次に同じ個所にボトックス注射をする際も同じクリニックであればカルテに前回の記録が残っているため、前回の術後の状態と希望を伝えることで注入する位置や量を微調整し、より良い結果を得ることができます。
安全性の高い製剤を使用しているクリニックを選ぶ
ボトックス注射には様々な種類がありますが、アラガン社製のボトックスビスタ「BOTOX VISTAⓇ」を選ぶと良いでしょう。
アラガン社製のボトックスビスタ「BOTOX VISTAⓇ」は国内では唯一、厚生労働省が認可しており、安全性と有効性が認められています。品質や輸送環境・保管環境が厳しく管理された高品質な製剤です。
医師がカウンセリングいたします。
ボトックス注射の症例写真
エラのボトックス注射の施術をされた患者様の症例写真です。
咬筋といわれるエラの部分にボトックスを注入することで、筋肉を縮小させ、小顔にすることができます。また小顔効果だけでなく、歯ぎしりや顎関節症にも効果的です。
眉間のボトックス注射の症例写真です。
ボトックスで表情じわの原因となる筋肉の動きを止めることでお顔にしわが寄らないようにすることができます。こちらの症例写真では術前術後で同じ表情をしていただいておりますが、術後は眉間に縦じわが寄らなくなっています。
口角のボトックス注射を受けられた患者様のお写真です。
口角が下がっていると不機嫌そうに見えたり老けて見えることがありますが、口角が上がっていると明るく若々しい印象になるため、ボトックス注射での治療は老若男女問わず幅広い年齢層の方にお勧めしたい治療の一つです。
便利なLINE予約をご利用ください。
ボトックスについてよくある質問
Q. 不自然な顔になりませんか?
A. 表情ジワのボトックスで表情が硬くなったり瞼が重いと感じてしまう方がいらっしゃいます。 しかし、当院ではなるべくそのような方が少なくなるようにお一人おひとりに合わせた適切な量や位置を調整して打っておりますのでご安心下さい。
Q. ボトックスはどんなところにも打てますか?
A. シワによっては、ボトックスが適応になるシワや、ヒアルロン酸が適応になるシワがございます。 また、同じ部位でも打つ位置によって効果の出方に差が出る場合もございます。 基本的には、表情を作ったときにできるシワがボトックスの適応になりますがご不明な場合はご遠慮なくお尋ねください。
Q. ボトックスはすぐに効果がでるのですか?
A. 注入後3日目ごろから効果が徐々に出始めて1週間後くらいには効果をご実感いただけると思います。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2024.10.01
2024.10.01
切らない施術
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医