やりすぎ注意!目頭切開の失敗例とやりすぎないポイント
2022.08.11
お目元

目頭切開は、目頭に被さっている蒙古ひだを切開(あるいは切除)して、隠れていた涙丘(目頭のピンク色の部分)を見せることで、目を横方向に大きくする施術です。
離れ目の改善や大人っぽい印象の目元に近づいたり、二重整形と組み合わせると目全体をより大きく見せることができます。
しかし、切開をしすぎてしまうと不自然な仕上がりや周囲にバレやすくなってしまいます。
そこで、やりすぎてしまわないポイントや切開しすぎてしまった場合の対処法をお伝えしていきます。
Contents
失敗?目頭切開をやりすぎた?患者様からのお悩み相談

今回の患者様のお悩みは、目頭切開でやりすぎてしまい、寄り目で不自然な仕上がりになってしまった、ということですね。
確かに目頭切開は、離れ目の改善や目を横に大きくする効果がありますが、切開のしすぎなどによって失敗してしまうケースもあります。
患者様の目元の状態、お顔全体のバランス、そして切開度をしっかり確認できていなかったことが原因であると考えられます。
以下、目頭切開における失敗の原因ややりすぎないポイントなどについて、総院長の竹江が詳しく解説いたします。
目頭切開の失敗がバレやすい理由
バレやすい理由についてお話をする前に、目頭切開とはどういったものなのか簡単にご紹介します。
目頭切開は、目頭部分に被さるように覆っている皮膚「蒙古ひだ」を切除(もしくは切開)してピンク色の部分が見えるようにします。

この蒙古ひだは、日本人をはじめ東洋人は生まれつき張っていて、目頭に被さっている方がほとんどです。そのため、欧米人よりも目が小さく見えたり、両目の間が広く幼い印象を与えてしまう原因になります。そこで、蒙古ひだを取り除いて印象を変えたいという方が多いのです。
しかし、目頭部分を切開は非常にデリケートな施術ですので、蒙古ひだや目頭部分の不自然さが失敗のバレやすい理由に挙げられます。
目頭切開をやりすぎてしまう原因
まず皆様に前提としてお伝えしたいのは、目頭切開は失敗件数の少ない施術です。離れ目の改善や目が横に大きくなることで、凛とした大人っぽい印象の仕上がりになられている方がほとんどです。
ですが、中にはやりすぎてしまったり、不自然な仕上がりで失敗に繋がってしまうケースやその原因をいくつかご紹介していきます。
①元々左右の目の距離が近い

先述の通り、目頭切開は目と目の距離を近づけたり目を横方向に大きくする施術です。ですが、元から近い方が蒙古ひだを大きく切除してしてしまうと、左右の目が近すぎる仕上がりになってしまいます。
目元の状態をしっかり確認し、どのくらいの切開度(蒙古ひだを切除する度合い)を調整することが大切です。
②術後の仕上がりがイメージと違う
目頭切開に限らず、その他の施術においても事前のシュミレーションが重要です。目頭切開は、目の大きさに加えて形にも変化が生じます。そのため、目元だけではなくお顔全体とのバランスも加味した事前のシュミレーションが必要です。
単に目を大きくするだけではなく、お顔の状態に適した仕上がりを担当医師と共有した上で施術を行うことをおすすめします。
③くぼみや傷跡が残る

こちらに関しては、担当した医師の技術や施術方法に大きな原因があると考えられます。通常であれば、術後1ヶ月ほどで傷跡はほとんど目立たなくなります。
ですが、それ以上経っても傷跡が残っていたり、切開部分にくぼみができていたりする場合には、適切な施術や処置が十分に行われていなかった可能性があります。(体質によってはケロイドのように赤く盛り上がった傷跡が残る場合があります)
④変化が無かった

やりすぎてしまう原因とは異なりますが、逆に術後変化が無かったという場合もあります。
これは、蒙古ひだの切除量が少なかったり、皮膚の切開幅が短いといったことが挙げられます。目頭切開はやりすぎても不自然になりますが、反対にやらな過ぎても理想の変化は得られないのです。
目頭切開で不自然にならないためのポイントについては、こちらの記事でもご紹介しておりますのでご覧ください。
やりすぎてしまった目頭切開の修正について
目頭切開した後に、やりすぎてしまったのでやっぱり元に戻したいという場合についてお話していきます。
Z法で行った場合
まず、「Z法」の術式で目頭切開を行っているのであれば、ある程度元に戻すことが可能です。Z法は、皮膚を切除ではなく切開するため術後でも調整ができる術式です。もしもの場合も考えるのであれば、目頭切開はZ法で行うと良いでしょう。
レーザー治療について
他にも目頭切開の失敗修正に関して、さまざまな方法が紹介されていますが中でもレーザー治療はあまりおすすめできません。そもそもレーザー治療は、まずその効果が不確かな点があります。さらに、施術費用も高額で、場合によっては保険適応外になることもあります。
高額な費用を支払ってまで不確かな修正治療を行うことはおすすめできませんし、ましてやより一層周囲にバレてしまう可能性もあるのです。
目頭切開をやりすぎないポイント
では、どのような点に気をつければ目頭切開をやりすぎないで済むのか。施術を検討する際に注意していただきたいポイントをご紹介します。
シュミレーションを十分に行う

やりすぎてしまう主たる原因として、事前のシュミレーション不足が考えられます。患者様の希望そのままや医師の判断に委ねてしまうだけでは、やりすぎた仕上がりになってしまいます。
そこで施術のカウンセリングで、ご自身の希望やイメージを医師に伝えるとともに、最適な仕上がりはどのくらいなのかシュミレーションをしっかり行いましょう。
経験と実績のある美容外科や医師を選ぶ
最近では、目頭切開に限らず安価な金額を前面に出して集客をする美容外科も多くなっています。そして、少しでも安く施術をしたいという方も多いと思います。
しかし、金額だけで決めてしまうとイメージと違う仕上がりになってしまったり、結局高額な費用を支払うことになることも多く耳にします。
いきなり1つのクリニックに決めてしまう前に、さまざまな美容外科のホームページや医師の症例写真、カウンセリングを比較して十分に検討し、経験や実績のある美容外科や医師を選ぶようにしましょう。
水の森美容外科の目頭切開の特徴
ここからは、当院の目頭切開の特徴をご紹介していきます。
自分にあった自然な目元にできる
先述の通り、不自然なかたちやくぼみ、傷跡など「目を大きくしたい」という理想が先行してしまい、無理な手術をしてしまうと明らかに不自然な仕上がりに繋がる可能性があります。

そこで、当院では「控え目」、「中程度」、「しっかりめ」と事前に切開度のシュミレーションを行います。目頭切開をやりすぎてしまうことを防ぐため、カウンセリング時に加えて手術中も鏡で確認しながら、医師と一緒に切開する幅を微調整することが可能です。
単に目を大きくするだけの手術ではなく、目元とお顔全体のバランスも加味して目頭をどのくらい見せるのかをしっかり確認しています。
目頭切開で、控え目・少しだけ変化が欲しいという方には、こちらの記事で少しだけ目頭切開をするメリットをご紹介しています。
ナチュラルな変化を出せる
患者様の中にも仕上がりは自然でありつつ、しっかりとした変化も欲しいという方もいらっしゃいます。とはいえ、目元の状態は人それぞれですので同じ手術をしても仕上がりや変化の度合いは異なります。

当院では、事前のカウンセリングで目元の状態をしっかり確認するのはもちろん、それに応じてZ法・W法から最適な術式をご提案いたします。また、後戻りの可能性を防ぐため「切開+皮膚の切除」を行います。
これにより、自然な仕上がりと確かな変化の両立を可能にしています。
後戻りを防ぐための手間と時間をかけた工夫
後戻りを防ぐ工夫についてより詳しくご紹介していきます。
①アンダーマイン(皮下剥離)を多くとる

皮膚を切開して、目頭付近に切れ込みと縫い合わせる際、皮下組織が縫合に反発してしまいます。
そこでアンダーマイン(皮下剥離)を多くとることで、反発する力を軽減することができ後戻りしにくく、傷も綺麗に治りやすくなります。
②目頭の皮下と靭帯をつなぐ組織をしっかり処理する
目頭部分の切開を行うと、皮下に「内視靭帯」という骨と骨をつなぐ靭帯があります。この靭帯と皮下とをつなぐ「瘢痕(はんこん)組織」も縫合に影響を与えるのです。
この瘢痕組織の処理もしっかり行うことで、皮膚の緊張を和らげるとともに、通常の手術と比べても後戻りしにくい目頭に仕上がります。
水の森美容外科での目頭切開症例
・目頭切開

施術費用:218,900円(税込)
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
・二重全切開法+目頭切開

施術費用:443,520円(税込)※セット割対象価格
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
・二重全切開法+目頭切開

施術費用:443,520円(税込)※セット割対象価格
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
まとめ
目頭切開は、目を横方向へ大きく見せることができ、離れ目の改善や大人っぽい印象の目元に近づくことができる手術です。
ですが、理想ばかりが先行してしまうと“やりすぎな”仕上がりになってしまいます。医師とご自身の目元の状態をしっかり把握し、シュミレーションをしたうえで目頭切開を行うことをおすすめします。
2022.08.11
お目元
この記事の監修医情報

水の森美容クリニック
総院長 竹江渉
<経歴>
- ・平成10年 東京医科大学医学部卒業
- ・平成18年2月 水の森美容クリニック開院
<所属学会>
- ・日本美容外科学会正会員
- ・日本美容外科医師会正会員
- ・麻酔科標榜医
- ・BOTOX VISTA®認定医
- ・ジュビダームビスタ®認定医
目頭切開の手術をしたのですが、切開しすぎてしまい不自然で寄り目になってしまいました。
私は、顔が幼い印象だったこともあって目元の印象を変えるために目頭切開をしました。
張っていた蒙古ひだを切開して、目も横に大きくなったのですがどこか不自然でした。
目は横に大きくなったものの両目が寄りすぎてしまい、顔全体のバランスもどこかおかしいのです。
以前とは明らかに違う目元で、周囲にもバレてしまうと思います。
失敗の原因は何なのでしょうか?改善方法はあるのでしょうか?
※患者様からのご相談より