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  4. 眼瞼下垂のダウンタイムはどのくらい?長引いてしまう原因について解説

眼瞼下垂は、先天的に目を開ける筋肉に障害があるケースと、筋力の弱まりやコンタクトの使用による後天的な要因によって、目が開けづらい状態になる症状です。

眼瞼下垂の手術を行うことで目の開きが改善されますが、手術方法や処置の仕方によっては術後のダウンタイムが長引いてしまったり、イメージ通りの仕上がりにならない場合があります。

眼瞼下垂手術の症例写真

眼瞼下垂整形手術の失敗に関する患者様からのお悩み相談

患者様

先日、他院で眼瞼下垂の手術を行い、もうすぐダウンタイムも1ヶ月ほど経つのですが、目元の腫れが治まりません。

徐々に良くなっていくと言われたのですが、手術そのものが失敗だったのでしょうか?原因が知りたいです。

水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉

患者様のお悩みは、眼瞼下垂手術後のダウンタイムでなかなか目元の腫れが引かないという患者様ですね。

眼瞼下垂の手術は、切開を伴いますので多少のダウンタイム期間があります。ですが、適切な処置を行っていれば術後1ヶ月でほぼ傷や腫れなどは目立たなくなります。しかし、腫れや痛みといったダウンタイムの症状がなかなか改善しないということは、手術自体に問題がある可能性があります。

今回は、せっかく眼瞼下垂手術を行ってもダウンタイムの症状が治まらないような失敗をしないためのポイントを解説していきます。

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂の仕組み

まず初めに、眼瞼下垂についてご説明させていただきます。

通常、目を開ける際には眼瞼挙筋と呼ばれる目を開ける筋肉が、瞼板という軟骨を引っ張りあげることで目が開きます。

しかし、この目を開けるための機能に障害や衰えが生じると、目の開きが悪くなってしまうのです。

額のシワの原因にも

さらに、目の開きが悪くなってしまうと図のように、眉ごと動かして目を開けようとするため、額にシワができやすくなり、やがて刻まれてしまうということにもあります。

眼瞼下垂についての詳細はこちらをご確認ください。

▼眼瞼下垂について▼

眼瞼下垂の原因と2つのパターン

眼瞼下垂の原因には、大きく分けて先天性と後天性の2つのパターンがあります。

先天性の眼瞼下垂

先天性の眼瞼下垂は、生まれつき目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)が弱いことが原因で、若い時期から目の開きが悪い状態が続いてしまいます。

先天性の眼瞼下垂

後天性の眼瞼下垂

後天性の眼瞼下垂では、文字通り徐々に目の開きが悪くなってきます。原因としては、加齢やコンタクトレンズの使用、妊娠などが挙げられます。

目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の瞼板の付着部分が弱まってしまうことで、目を開けづらい状態になります。

後天性の眼瞼下垂

そして、この後天性の眼瞼下垂が美容外科で行う眼瞼下垂手術のほとんどのケースになります。先天性の場合には保険適用になることもありますが、ほとんどのケースが後天性によるものです。

眼瞼下垂手術のダウンタイムについて

眼瞼下垂のダウンタイムについて解説していきます。

眼瞼下垂手術後の主なリスクや副作用

主なリスクや副作用は以下の通りです。

・痛み・熱感:1週間程度

・腫れ・内出血:ピークは1週間程度

・傷口の赤み:3ヶ月

眼瞼下垂手術後の経過とアフターケア

眼瞼下垂の手術後、患部の様子やダウンタイムの経過、副作用やリスクに対するアフターケアについて手術当日から順番にご紹介していきます。

手術当日の様子

▪患部の状態:

・瞼の上に黒い糸がつきます。

(ご希望の方は、オプションで透明な糸に変更が可能です)

▪処方箋

・抗生剤、痛み止め、点眼薬(炎症止め)、軟膏

▪リスク・副作用:

・痛みや熱感、腫れ、内出血、傷口の赤みが生じます。

▪アフターケア:

・痛みに対しては、処方される痛み止めでコントロールいただけます。

・痛みや熱感が強い場合には、目を濡らさないように冷やしてください。

・飲酒は、1週間程度控えてください。

▪日常生活

・アイメイク以外は、手術当日から可能です。(拭き取りのメイク落としを使用してください)

・シャワー浴は可能ですが、入浴は抜糸翌日からにしてください。

手術翌

▪リスク・副作用:

・腫れのピークは1週間程度で、徐々に腫れが引いていきます。

▪日常生活

・水洗いによる洗顔が可能になります。

術後5日目(抜糸日)

▪患部の状態:

・ご来院いただき抜糸を行います。

・傷が徐々に落ち着いてきます。

▪日常生活:

・抜糸翌日から石鹸を使用した洗顔や入浴が可能になります。

・抜糸翌々日からアイメイクが可能です。

・運動も可能ですが、無理の無い範囲で徐々に行うようにしてください。

術後1ヶ月

▪患部の状態

・ご来院いただき、術後1ヶ月の検診を行います。

・瞼も全体的に自然な状態になっていきます。

・傷口の赤みもほとんど目立たなくなり、より落ち着いていきます。

術後3ヶ月

▪患部の状態:

・ご来院いただき、術後3ヶ月の検診を行います。

・腫れや内出血、傷口の赤みなどもほとんど無くなり完成となります。

眼瞼下垂手術のダウンタイムが長引いてしまう原因

眼瞼下垂の手術後、ダウンタイムが長引いてしまったり腫れがなかなか引かず、綺麗な仕上がりにならないといったケースがあります。

その原因となるのが、瞼の裏側から切開する手術方法です。

なぜ、瞼の裏側から切開を行う術式がダウンタイム長期化の原因になるのか?

さらに、その他に生じるリスクについても解説していきます。

術後に目元の腫れが引かない

初めに、瞼の裏側から切開する手術方法のリスクについてご説明いたします。

瞼の裏側から切開という言葉だけを聞けば、術後の傷跡も目立たなく綺麗に仕上がりそうなイメージがあるかと思います。

しかし、この術式ですと術前の麻酔による痛みが通常よりもひどく、そもそも目のすぐ近くにメスを入れるため、眼球を傷つけてしまうリスクも生じてしまいます。

さらに医師にとっても視野の確保が難しいうえ、血管の構造上出血が増える恐れがあるため、確実に止血をしなければ腫れが強く出てしまいます。患者様からしても目のすぐそばにメスが来ることで、怖さを感じて目を閉じがちになってしまい、余計に出血が増えるといったことになります。

したがって、腫れが引かずにダウンタイムもどんどん伸びてしまうという状態になってしまいます。

左右差のある仕上がりになってしまう

左右差の無い仕上がりにするためには、手術中に目がしっかり開くか、左右差の有無の確認が非常に重要です。

この確認が不十分になってしまうと、左右差が生じてしまい仕上がりも綺麗では無くなる恐れがあります。

瞼の裏側から切開をする手術方法の場合、手術で使用する麻酔薬が目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)やミュラー筋(目を開ける筋肉⦅眼瞼挙筋⦆の裏側で瞼板に直接繋がっている筋肉)にまで効いてしまうと、目の開きが悪くなってしまいます。

よって、術後に目元の確認が不十分になってしまい、左右差のある仕上がりになってしまうのです。

手術をしても一重のまま

術後、一重のままになってしまうリスクもあります。

眼瞼下垂では二重の仕組みを作りながら目の開きを改善していきます。当院で採用している瞼の表側から行う手術方法であれば、皮膚からアプローチをするので二重の仕組みも同時に作ることが可能です。

しかし、目の裏側から切開を行う手術方法ですと、目の開きは改善できても二重の仕組みを作ることができず、ダウンタイムを経て再度二重整形の手術を行わなけばなりません。

水の森の眼瞼下垂の手術方法

当院では、皮膚を切開する眼瞼下垂手術を採用しています。

眼瞼下垂の手術は、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)を縫い縮めることで、目の開きを正常にするというものです。

他のクリニックでは、埋没法のように糸を埋め込む埋没眼瞼下垂手術を採用しているところもあります。

しかしデメリットが多く、瞼の開き具合の調節や術中の微調整ができないので、十分な効果が得られない場合があります一時的には改善しても術後すぐに糸が緩み、後戻りしてしまう可能性があります。

また、先ほどご紹介したように瞼の裏側から切開する術式もダウンタイムが長引いてしまう原因になりますので注意が必要です。

手術のポイント

眼瞼下垂の手術方法

図を詳しく見ていくと、まずAの部分がBのところまで持ち上がり二重になることによって、黒目(瞳)の見える範囲が大きくなります。

そして、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)を縫い縮める*ことで、Cのところまで黒目の見える範囲が広がり、より一層目を大きく印象的な目元になります。

(*正しくは、眼瞼挙筋の一部の挙筋瞼膜を縫い縮めます)

眼瞼下垂手術で失敗や後悔しないために

事前のカウンセリングをしっかり受ける

眼瞼下垂のみならず他の手術にも共通していますが、事前にドクターのカウンセリングをしっかり受けることが重要です。

眼瞼下垂の原因やどのような手術方法で行うのか、仕上がりのイメージなどを確認し、ご自分の中でしっかり納得したうえで手術を受けるようにしましょう。

経験と実績のある美容外科を選ぶ

眼瞼下垂は、症状や状態によっては保険適用になる場合があります。当院をはじめ、美容外科で行う場合には保険適用外になりますが、保険適用であれば手術費用も抑えられます。

保険適用の場合には、視野障害や機能障害の改善が主たる目的になります。一方で自由診療の場合、保険適用には無い黒目を大きく見せたり眼力アップなど「綺麗に魅せる」手術が可能です。

ご自分の理想や目的、そして確かな実績と経験豊富なドクターを比較・検討したうえで、美容外科を選ぶことをおすすめします。

水の森美容クリニックでの眼瞼下垂手術の症例写真

眼瞼下垂手術の症例写真①

施術費用:427,900円(税込

リスク・副作用: 

【痛み・熱感】…1週間程度

【腫れ・内出血】…ピークは1週間程度

【傷口の赤味】…3か月程度

眼瞼下垂手術の症例写真②

施術費用:427,900円(税込)

リスク・副作用: 

【痛み・熱感】…1週間程度

【腫れ・内出血】…ピークは1週間程度

【傷口の赤味】…3か月程度

眼瞼下垂手術の症例③

施術費用:427,900円(税込)

リスク・副作用: 

【痛み・熱感】…1週間程度

【腫れ・内出血】…ピークは1週間程度

【傷口の赤味】…3か月程度

眼瞼下垂の詳細はこちら >

眼瞼下垂についてよくある質問

Q. 眼瞼下垂の術後のリスクや副作用を知りたいです。

A. 痛みや熱感が1週間ほど、腫れ・内出血のピークは1週間ほど、傷口の赤みは3ヶ月ほどです。(個人差があります)

Q. 瞼の裏側から切開する施術方法だと、ダウンタイムが長引きやすいのでしょうか?

A. 個人差はありますが、瞼の裏側から切開する施術方法の場合、医師の視野確保が難しく止血などの処置が不十分になって腫れなどのダウンタイムが長引く恐れがあります。

Q. 水の森の眼瞼下垂は、どのような術式ですか?

A. 当院では、皮膚を切開する方法で眼瞼下垂施術を行っています。瞼の開き具合や施術中の微調整も可能な方法ですので、十分な効果に繋がります。

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2022.10.27

2024.03.18

お目元

監修医情報

医師

水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉

経歴

平成10年 東京医科大学医学部卒業

平成18年2月 水の森美容クリニック開院

所属学会

日本美容外科学会 正会員

日本美容外科医師会 正会員

麻酔科標榜医

BOTOX VISTA®認定医

ジュビダームビスタ®認定医

竹江渉医師写真

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