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  4. 二重埋没法の手術リスクや失敗例。術後に瞼から糸が出てきたときの原因と解決策

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二重埋没法は糸で皮膚を止めて二重を作る手術ですが、しっかり埋没できていないと瞼の裏側に固定する糸が出てきてしまう事があります。
当記事では、二重埋没法の術後のトラブルでよくある、瞼から糸が出てしまうなどの失敗の原因や回避方法について解説しています。

実際に埋没法の施術を受け、これって失敗?と不安に思っておられる患者様や、今後埋没法の施術を検討されている方は是非最後までご覧ください。

二重埋没法の失敗例

二重埋没法失敗?患者様からのお悩み相談

患者さま

目から糸?

3年前にプチ整形で二重にしたのですが
昨日瞼がかゆくて、今日見たら少し腫れていたのですが、痛みがなくものもらいじゃないのかなと、 目をよく見たら
目やにが溜まる所から、透明に近い糸みたいなのが0.5ミリぐらい出ているんです。

これって瞼に縫い込んでいた糸が切れて
瞼の中から出てきてしまったという事でしょうか?
明日仕事帰りクリニックへいくのですが、それまで不安で気になって仕方ありません。
どうしたら良いでしょうか。

※患者様からのご相談より

水の森美容外科 総院長 竹江渉

今回の患者様のお悩みは「3年前に二重埋没法で二重の手術をしたが、糸のようなものがでてしまっている」という状況ですね。

二重埋没法は、埋没という名のごとく、瞼に縫い付けた糸の結び目を瞼の中にしっかり埋め込む(埋没させる)必要があります。
しっかり瞼の皮膚の下に埋没させないと、瞼の結び目部分がポコッとなってしまいます。
更に埋没の状態が悪いと、今回のケースのように糸が出てきたリ、腫れなどの感染の原因にもなります。以下、二重埋没法に起こりうる術後の症状や手術の奥深さについて私、院長竹江が詳しく解説いたします。

二重埋没法とは?失敗のリスクは?術後の様々な症状について

二重埋没法解説イラスト

二重埋没法の手術は、瞼の中に糸を縫い付けることによって二重の仕組みを作り上げる手術です。
切開を伴わないのでダウンタイムが短く、患者様にとっては手軽に受けられる二重整形と言えます。

二重埋没法はナイロン糸を使用

ナイロン糸は最も組織反応が少ないとされている糸で、体内においては限りなく安全であると言えますが、異物に値するものなので、わずかながらの組織反応は起こり得ます。

縫合に使用する針と糸

組織反応とは、体内で異物と認識されたものを排除しようとする生体が起こす反応です。
異物と認識したものの周りを瘢痕組織で覆うようにして周りから異物を隔離する生体機構が働くのです。

二重埋没法の手術で起こりうる症状とは?

埋没法の糸の結び目の周りには、わずかながらですが、瘢痕組織が結び目を覆うように形成されています。(もちろん通常、問題のない事ですのでご安心下さい)

埋没の糸が、皮膚内にしっかり埋め込まれていれば、問題が起こるようなことはありませんが、皮膚内にしっかり埋没されていない場合は、皮膚のすぐ下に結び目があるため、結び目の周りの瘢痕組織が表面からポコッと盛り上がってしまう事になります。

また、埋没法の糸があまりにも皮膚の浅いところに留まっている場合には、生体機能(身体の中で起こる組織的反応)として、その糸を排除しようという機能が働き、瞼の外に糸が飛び出してきます。

※瘢痕組織(はんこんそしき)とは
欠損した組織が、本来の細胞や組織によって補充されず、その代わりに置き換わった結合組織のことを示します。

このような場合、ナイロン糸が外気と接触している事になるため、ナイロン糸が感染源となり、炎症や感染を起こすことになります。

二重埋没法の手術後に感染反応が起きた場合の対応について

上記のように、ナイロン糸が外気と接触したために炎症や感染反応が起きた場合は、まず縫い付けた糸を抜糸する必要があります。

感染源となっている原因のナイロン糸を除去すれば感染は治ります。
そして、症状が落ち着いた後に再度二重埋没法を行う事になるかと思います。
通常なら、手術を行った病院で処置を行って頂きましょう。

ハル

その際の抜糸や、再手術の費用は無料で行って貰えるものなのでしょうか??

水の森美容外科 総院長 竹江渉

稀に、そのような際に金額が発生するクリニックもあるかもしれません。しかし、この場合に関してはクリニック側が無償で処置するのが当たり前ではあるかと思います。

もし、金額が発生するようなときは強く主張するようにしましょう。

二重埋没法の手術失敗のリスク

記事冒頭でもお伝えしたように、二重埋没法の手術は、瞼の中に糸を縫い付ける事により二重の仕組みを作り上げる手術です。
そのため、抜糸をすれば簡単に施術前の状態に戻すことが出来ます。
しかし、施術と抜糸を繰り返すことで当然ながら瞼へ大きな負担がかかります。

最近他院の二重埋没法に『永久保障』が付いたプランをよく見かけます。
施術後に糸が取れてしまった場合や、二重幅に気に入らなかった場合に何度でも再施術ができると謳うクリニックも多く、患者様からすると一見お得に見えるかも知れませんが、上記の理由から瞼へ大きな負担がかかりますので、当院ではおすすめしておりません。

やり直しが効く施術ではありますが、リスクもしっかりと伝えてくれるクリニックを選ぶことが重要です。

二重埋没法の失敗例。医師側の失敗基準

患者様と医師のよって『失敗』の基準は様々です。
二重埋没法の施術を実際に受けた患者様のよくある失敗例と、医師の技術的な問題もご紹介します。

二重埋没法で悩む女性

患者様の心理による失敗の解釈

単純に医師側の失敗か失敗でないのかと言いきるのは難しいのですが、患者様の心理としては【問題が起こる=失敗された】と解釈してしまうものかもしれません。

よくある失敗例としては下記のような内容が多い傾向にあります。

①左右差が気になる
②時間の経過とともに二重幅が狭くなる
③目を閉じた際、埋没した糸の盛り上がりが気になる

もちろん、当院でもこのようなことが起こらないように様々な工夫を施しております。
しかしどのような医師が行っても、100発100中で完璧に問題なく成功させるというのは難しいのではないかと思います。

医師によって技術レベルに差がある

二重埋没法の手術では、非常に細かい作業が必要になります。
埋没した糸の盛り上がりに関しても、非常に細い針穴から針穴へ糸を通して糸を結びますが、結ぶ際にわずかながらでも皮膚や皮下組織を巻き込んだ際には、埋没しにくくはなります。
この巻き込む組織とは、肉眼では完全に判断できないレベルのものも含めてです。
その為、100発100中で完璧に問題なく成功させるというのは難しいかもしれません。
しかし、医師の技術によって起こり得る失敗の確率には圧倒的な差があるのは確かです。


他にも、糸の縛り方がキツすぎたり、糸を通した際の出血を放置してしまうと、大きな腫れや内出血を引き起こす可能性があります。
技術レベルの低い医師が担当すると、このような失敗につながるリスクは当然高くなります。

厳しいトレーニングを積み、二重埋没法の奥深さを追求し、数多くの症例をこなした医師でなければ、患者様に満足していただくことはできません。

知識をもって細心の注意を払って手術を行っているか

しかし、このような失敗が無くならない背景には下記のようなことが考えられます。

“二重埋没法に対してより深い知識をもって細心の注意を払っている医師は意外に少ない”からです。

正直、私も何千例という症例をこなして、このようなカラクリを理解するようになりました。
絶対に起きないようにという事は難しいかもしれませんが、仕組みを理解して細心の注意を払って行う事で、発生率は限りなくゼロに近く抑える事が出来ると思っております。

二重埋没法は簡易的な手技でも、実は奥深い手術である

美容外科の手術は多義にわたっており、簡易的な手術から難易度の高い手術まで様々です。
私自身、かなり難しい手術も行っておりますが、その中で二重埋没法は簡易的な手術の部類です。

ただ二重にすれば良いと考えるクリニックであれば、二重埋没法の手術はとても簡単で、新人医師に担当させるというのが当たり前になっていることにも納得できます。

しかし、手術に対してどのように向き合っているかが重要であり、手技的には簡易でも、とても奥の深い手術であると認識しております。
今回のように糸をしっかり埋没させることを考えたり、完璧な仕上がりを求めると、とても奥の深い手術なのです。

また、万が一瞼から糸が出てしまった場合は、
・手術を行ったクリニックへ相談し、抜糸をしてもらう。
・金額が発生すると言われた場合は強く主張する。

上記を心得たうえで、失敗しないための当院の工夫を解説いたします。

当院で行っている二重埋没法の工夫

【目を閉じた際、埋没した糸の盛り上がりが出ないようにする工夫】

二重埋没法の当院の工夫

二重埋没法では上記の図のように、瞼に糸を縫い付けます。
縫合の手順は以下のようになります。

二重埋没法の縫合手順①②
二重埋没法の縫合手順③
二重埋没法の縫合成功と失敗例
水の森美容外科 総院長 竹江渉

当院の工夫では、AからBに糸を通し結ぶ際に、皮膚や皮下組織を巻き込まないように、専用器具を用いておこなっております。

又、針穴から針穴へピンポイントで通すように細心の注意を払っております。こうすることで、皮膚や皮下組織を巻き込むリスクを最小限にとどめております。失敗例としては、AからBに糸を通して糸を結ぶ際に、皮膚や皮下組織を巻き込んでしまうと、糸が埋没しにくくなります。そのような場合ポコッとなってしまう可能性があります。

当院で徹底している5つのポイント

①いかに腫れを抑えられるか
②糸をしっかり埋没させる
③左右差を出さないようにする
④骨格的に自然なラインを見極めるためのデザイン
⑤シュミレーション技術

上記以外にもまだまだありますが、わずか10分ほどの手術の中に、細かいこだわりや工夫が詰まっております。それだけ奥深い手術であるという事です。

厳しいトレーニングを積んだ医師のみが担当する施術である

一般的に、二重埋没法の手術は簡易的な手術の部類に入るため、どのクリニックでも新人医師が対応しているケースが多いように思えます。

私も、美容外科医になったばかりのころ、まず初めに担当した手術は埋没法の患者様でした。
はじめの1年で沢山の手術を経験しました。

しかし、15年経過した今でも、二重埋没法の手術というものは奥深いものと感じ、様々な工夫を加え細心の注意を払って手術を行っております。

厳しいトレーニングを積み、二重埋没法の奥深さを追求し、当院の技術をマスターした医師のみが施術を担当するようにしております。

この記事で取り上げている二重の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

二重手術「埋没法」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
目の総論(水の森美容外科 公式サイトへ)

私自身、それ位二重埋没法の手術は非常に奥深いものだと認識しています。
簡易的なプチ整形でも、医師の技術力の高さはクリニックを選ぶ重要なポイントです。安易に手術を決めるのではなく、是非信頼のおけるクリニック・医師を探して納得のいく手術を行ってくださいね。

2021.12.04

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