男性もハイフがおすすめ?最新のメンズたるみ治療について解説
2023.05.24
美容皮膚科

最近では、男性向けの美容医療やエイジングケア治療など、世の中の関心の高まりに比例するように男性向けの治療を展開するクリニックが増えています。
今回は、たるみ治療の1つ男性の医療用ハイフ(HIFU)について解説いたします。
Contents
男性の肌のたるみとは?
男性も、お顔や肌のトラブルに悩まれている方が多くいらっしゃいます。
肌のテカりやシミ・しわ、ほうれい線に毛穴、ニキビ跡などお悩みの種類はさまざまです。これらに加えて挙げられるのが肌のたるみです。
たるみの原因
なぜ、肌にたるみが生じてしまうか?その原因について解説いたします。

たるみの原因は、加齢や肌組織の崩れなどによる筋肉の衰え、肌のハリやツヤを保つコラーゲンなどの成分の破壊、皮下脂肪の増減などが挙げられます。
図のように、皮膚の下には真皮・皮下脂肪・筋肉などの組織が層のように重なっています。
特に真皮は、肌のハリや弾力のもとになるコラーゲンやエラスチンといった成分によって構成されており、このような成分が破壊・減少してしまうと肌表面にたるみやしわといった形で影響が出る要因になります。
また、皮膚のハリを保つ細かな靭帯が、加齢と共に重力によって下がってしまうといった原因もあります。
顔のたるみがもたらす影響
・年齢よりも老けて見られる(老け顔)
・疲れた印象の顔になる
・綺麗なフェイスラインや輪郭が崩れてしまう
医療用ハイフ(HIFU)治療とは?
昨今、注目や人気を集めている医療用ハイフ(HIFU)治療について解説いたします。
ハイフ(HIFU)治療は、たるんでしまった肌に対して高密度の超音波を照射します。皮膚の奥深くの層へ熱を与えることで、肌の引き締めると同時に刺激に対する自然治癒作用との相乗効果で、コラーゲンやエラスチンといった成分の生成を促進させます。
それにより、リフトアップや小顔効果、お肌のハリ・ツヤの改善などが期待できます。
ハイフ治療の仕組みと他施術との違い

図のように、ハイフは真皮の層よりもさらに深い皮下脂肪や筋肉手前の筋膜まで熱を伝えることができます。CO2レーザーや光治療(IPL)、ラジオ波(RF)といった治療は、表皮やその下の真皮層までしか作用しません。
また、ハイフが作用する筋膜は「SMAS筋膜」という部分で、このSMAS筋膜にまでしっかりアプローチして引き締めることで、目に見えるたるみ改善が期待できます。
医療用ハイフ(HIFU)の効果と特徴
期待できる効果は、主に以下の通りです。
・顔全体、目元のたるみ改善
・ほうれい線、しわ改善効果
・小顔効果やフェイスラインの改善
・肌質改善
医療用ハイフの特徴は、照射した熱によって筋膜を縮ませてリフトアップを促進します。
また、超音波を1点に集中照射して熱エネルギーを当てることで、筋膜層のコラーゲンを収縮させ、対象物の色に依存ぜずターゲットを熱破壊します。
医療用ハイフ(HIFU)とエステハイフの違い
実はハイフには種類があり、その内容を正しく理解していないと期待した効果が得られない場合や安全面でリスクが生じる可能性があります。
その1つがエステハイフです。
エステハイフは、「蓄熱式」のハイフで「焦点式」の医療用ハイフよりも弱く、劇的な効果はあまり期待できません。また、エステハイフは医療従事者以外でも操作可能なため、医師・看護師以外のスタッフが施術を行うことが可能です。
その分、医療用ハイフに比べて施術金額も安く、取り扱うエステやクリニックが多いため気軽に受けられるハイフ治療として知られています。
エステハイフのリスク
手軽で安価、気軽に受けられてある程度の効果が得られるエステハイフにはリスクもあります。
先述の通り、施術を行うのは医療従事者ではないエステティシャンであることや、取り扱うエステなどの店舗自体が医療機関ではありません。
そのため、万が一のトラブルや事故の際にはすぐに医師の対応や応急処置ができません。また、施術の際に当ててはいけない部分に照射をしてしまい、顔面の神経を傷つけてしまうリスクなどもあります。
昨今、エステハイフやセルフハイフなどのトラブルや事故も報告されています。
ハイフ治療で失敗しないために
ハイフをはじめ美容医療に関する知識があまり無いと、安い金額を前面に出した広告やお得メニューといったものに安易に流されてしまいがちです。
ですが、せっかく時間とお金をかけて治療を行うのであればクリニックや治療自体の安全性や効果、症例写真など事前に情報収集し、しっかり確認したうえで受けるようにしましょう。
ハイフ自体は医療機器なので、出来る限り医師・看護師が施術を行っているクリニックで受けるようにしましょう。
水の森美容クリニックの医療用ハイフ(ウルトラフォーマ―MPT)の特徴

当院の美容皮膚科では、医療用ハイフ「ウルトラフォーマ―MPT」で施術を行っております。
1人ひとりの肌の状態に合わせて専用のカートリッジを選択し、照射位置・出力を調整することで安全かつ効果的な治療が可能です。
痛みがほとんど無い
ハイフ治療のデメリットとして、施術時の痛みが多く挙げられます。
このウルトラフォーマーMPTの場合、高密度の熱エネルギーを線状に照射することで痛みを最小限に抑えることができ、ほとんど感じることはありません。
また、施術時間も短く抑えることができ、患者様のご負担やストレスの軽減を実現します。
部位や目的に合わせてカートリッジを選択

ウルトラフォーマーMPTでは、2.0・3.0・4.5mmを照射部位と目的に合わせて選択することができます。目周りや皮膚が薄い部分、SMAS筋膜など深い部分まで届かせたい際など細かく分けて選択することができ、顔全体のたるみ改善が可能です。
水の森美容クリニック 竹江総院長がウルトラフォーマ―MPTを実際に体験した様子です。
ぜひ、こちらもご覧ください。
医療用ハイフのメリット・デメリット
▼メリット
・肌への負担・ダメージがほとんどない
L軽度の赤みや腫れが生じる程度です。
・傷跡が残らない
Lメスやハリを使用しない施術のため、傷跡が残りません。
・施術時間が短い
L施術時間は、約30分ほどで短時間で終了します(施術部位や内容による)
▼デメリット
・紫外線(UV)対策
L術後は、紫外線対策や保湿ケアを入念に行うようにしましょう
・一時的な肌の乾燥や乾燥肌の悪化の恐れ
Lハイフ治療の際に、熱を与えるため肌表面に乾燥が見られる場合があります。
医療用ハイフ(ウルトラフォーマ―MPT)の詳細は、公式HPで詳しくご紹介しています。
ハイフ治療での失敗例や後悔しないためのポイントについて
2023.05.24
美容皮膚科
この記事の監修医情報

水の森美容クリニック
総院長 竹江渉
<経歴>
- ・平成10年 東京医科大学医学部卒業
- ・平成18年2月 水の森美容クリニック開院
<所属学会>
- ・日本美容外科学会正会員
- ・日本美容外科医師会正会員
- ・麻酔科標榜医
- ・BOTOX VISTA®認定医
- ・ジュビダームビスタ®認定医