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  4. 腫れぼったい二重まぶたの原因と改善策は?二重術後の失敗はやり直せる?

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今回取り上げるテーマは「二重埋没後の腫れぼったさ」です。

他院様で二重埋没法をした後に修正を求めご来院される方が多い悩みです。

埋没でよくある失敗の一つの「腫れぼったい目元」。その原因とは?症例写真を交え失敗しないための秘訣を美容外科歴20年以上の総院長が解説します!

腫れぼったい二重まぶたに。術後の患者様からのお悩み相談

患者さま

埋没法を他クリニックで行いましたが不自然な幅のため抜糸して、再度埋没の修正手術をしようと考えています。

整形したような目元になってしまい、瞼が厚いのに幅を広くしすぎたのが原因かもしれません。

どうすれば腫れぼったく見えない二重になるのでしょうか。

※※患者様からのご相談より

水の森美容外科 総院長 竹江渉

二重の手術を受ける際には、どの程度の幅で作成するのかという事が、とても重要になります。

ご自身に合わない幅で作成した場合には、眠たそうな目になってしまったり、今回のケースように腫れぼったくなってしまったりします。

行った手術が切開法の場合は、修正は困難ですが、埋没法で行っている場合であれば修正は可能ですので、信頼できる医師を見つけ相談してみましょう。

今回は二重手術後の腫れぼったさに焦点を絞って詳しく解説いたします。

腫れぼったい目元と黒目の開き

埋没法を行い、数か月経っても腫れぼったく見える原因は幅を広く作り過ぎてしまうこと主な原因です。

患者様によっては幅広い二重幅が似合う方もいらっしゃいますが、 そうではない方が普段のメイクやアイプチでの幅をイメージして作ってしまうと腫れぼったい不自然な目元になりえます。

また幅を広く作り過ぎることで黒目の見える面積が狭くなるため、眠たっぽいような、ハム目のような印象になります。

<幅を広くした場合のイメージ:少し眠たそうな印象>
<黒目がよく見える幅:パッチリした印象>

ここからはそもそも、一重と二重の仕組みとむくみによる腫れぼったい目元になる原因を説明します。

一重の仕組み

瞼板(A)といわれる軟骨状の組織に目を開ける筋肉の眼瞼挙筋(B)が付着しています。

この眼瞼挙筋(B)が瞼板(A)を引き上げることで目が開くことになります。

瞼板(A)が引き上げられると相対的に瞼の皮膚は②の方向へ垂れ下がって垂れ下がってしまうため、正面から見て黒目があまり見えていない状態になります。

これが一重の仕組みです。

黒目が見えていない状態ですので、重たい感じの印象になります。

二重の仕組み

二重になる方というのは、眼瞼挙筋(B)が枝分かれしています。

この眼瞼挙筋(B)の枝が皮膚のほうまで伸びて付着しております。

このような方の場合、眼瞼挙筋(B)が瞼板(A)を引き上げる際に、同時に眼瞼挙筋の枝が付着している点も引き上げます。

そうすることにより折込が出来て二重になります。

このときCの地点(瞼縁といいます)が上に持ち上がることで、正面から見て黒目が大きく見えるようになります。

黒目が大きく見えることで、重たい印象が改善されスッキリ見えるようになります。

むくみによる腫れぼったい目

むくみの原因にもよりますが、朝起きてむくみ事が多いという方は眼窩脂肪が多い事が原因と考えられます。

眼窩脂肪とは目の周りを覆っている脂肪のことで、目を衝撃などから守るクッションのような役割を果たしています。しかしこの脂肪が多いと目がむくみやすくなります。

その理由は脂肪が水分を含むと膨らむ性質があるためです。

日中活動していると心臓からの血液は重力に逆い流れるため、まぶたに貯まる水分も減り午後から夜にかけまぶたはスッキリしてきます。

一方で寝ている時は水平に血液が流れるため重力の影響を受けず頭の血流も豊富となります。そのため朝起きた時にはまぶたの脂肪が水分を吸収し膨れ上がります。

腫れぼったい一重は瞼の厚みが原因?

患者様と話していると、一重=腫れぼったい目元=まぶたが厚いとご認識をされる方が多く感じます。

しかし実際は異なります。実は二重のほうがまぶたが厚くなります。

一重から二重になることで、瞼の厚みは増す

下図をご覧頂くと想像がつきやすいかと思います。

ご覧の通り一重と二重では二重のほうが瞼の厚みは増しています。

また瞼の皮膚というのはまつ毛側から眉毛側に行くにつれて皮膚の厚みは増していきます。

つまり、広い二重を作れば作るほど厚い皮膚がかぶってくることになるため瞼の厚みは増していく事になります。

特に瞼の厚みがある方であればあるほど、幅を広げた時の瞼の厚みの差というのは顕著に現われてきます。

そのため適切な幅で二重を作ることによって、黒目はしっかり見えるようになり目元はスッキリして見えるようになります。

一重を二重にしてスッキリ見える整形成功例

二重にしてまぶたの厚みは増えているにも関わらず、以下の写真では瞼はスッキリして見えているかと思います。

このように二重にすることでスッキリして見えるようになります。

広い二重幅で腫れぼったく見えてしまう失敗例

こちらは幅の広い二重を作り過ぎた場合のお写真です。

幅の広い二重で作成している為、瞼の厚みも増しているし、イメージ的には厚みも増しているかと思います。

シミュレーションが甘く、単純に広い幅で作成してしまうと、このように、厚みが増して見えてしまうという事になるのです。

当院の二重術3パターンの症例写真

症例写真①一重から二重になって目もとがスッキリした印象に

一重の重たい印象から二重になることでスッキリした印象になっているかと思います。

幅的にはこれ以上広げると少し瞼の厚みが目立ってしまう患者様でした。

患者様の好みもございますので、少し広い幅も見て頂き、患者様に選んで頂きました。

症例写真②広い二重幅でも厚みが気にならないケース

幅も広く平行型の綺麗な目になっているかと思います。

瞼の厚みも気にならないかと思います。

こちらの患者様の場合、元々瞼の皮膚が厚ぼったい患者さまではなかったので、広い幅で作成しても厚みは気にならないかと思います。

症例写真③カウンセリングの結果、広い二重幅に決定

平行型の綺麗な二重ではありますが、多少厚ぼったい感じはありますね。

こちらの患者様は、元々皮膚の厚みがある方でしたので、広めに作成すると多少厚みが出てしまいます。

もう少し狭い幅も提案しましたが、その場合平行型の広い二重にはならず、少し重たい印象も受けましたので、両方見て頂きこちらを選んで頂きました。

このパターンで行う場合、患者様にしっかりとした説明を行わずに手術を行えば、術後に厚ぼったくなってしまったというトラブルに繋がってもおかしくはありません。

こういった説明をしっかり患者様に伝えたうえで、患者様と幅を決めていくという過程がとても重要なってきます。

水の森美容外科 総院長 竹江渉

今回は3パターンの瞼ご提案出来る二重幅について解説させて頂きました。

以上のように、“一人一人提案できる二重幅”というのは変わってきます。

その為、カウンセリングの際は患者様にいくつかの二重のシュミレーションを見て頂き、患者様に適した幅を提案することが重要となっております。

患者様の希望を聞きながら、正しい判断のできる医師を探しましょう。

二重手術成功のポイント

“ご自身の希望通り”が美しい二重とは限らない

二重を作成する際には、患者様の目の状態をよく理解して、患者様の希望も考慮しながら適切な幅で提案することが必要不可欠です。

他院でのトラブルの修正依頼を受けた際に、患者さまから頂くお話を聞く限りですと、安易に二重幅を決められているケースが多いように思えます。

たいして説明もないまま、患者様の希望通り二重を作成しているケースが多いようです。

まずは、患者様にわかり易く二重の仕組みから説明するという事はとても重要です。

その上で患者様の希望に対して、ご提案していく作業が大切となっております。

二重の解剖を熟知し、わかり易い説明が重要

カウンセリングも数分で終わって、後はカウンセラーによる説明だけというクリニックも多いようです。

これではトラブルも多くなってしまいますね。

二重の幅決めがいかに重要かという事がわかっていただけたかと思います。

医師は解剖を熟知して、患者様にわかり易く説明していく事が求められます。

二重幅を決める際のシュミレーションはとても大切

解剖の熟知と共に、二重幅を細かくシュミレーションしていく技術というのも必要です。

二重幅のシュミレーションとは専用のスティクを用いて、患者様に二重になった状態をシュミレーションしていくのですが、これまた技術が必要です。

熟練していないと、正確にスティックを当てて正しくシュミレーションすることが出来ません。

私の見解ですと、正しく行えていない医師がとても多いように思えます。

正しく行えれば、患者様もイメージしやすく、細かな提案が出来るため、患者様も理解して選びやすくなります。

二重のシュミレーションに関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。

せっかく二重にしたのにしっかり食い込みません

瞼の厚み=瞼の脂肪取りではありません

最後に、【瞼の厚みを減らしたい】と考える患者様が真っ先に思いつく瞼の脂肪取りについても解説をしておこうと思います。

現実、瞼の脂肪取りを行っても厚みは解消されません。

クリニックによっては、患者様のイメージを逆手に取り、必要のない脂肪取りを勧めているクリニックも少なくないので注意が必要です。

瞼の脂肪取りに関する説明に関してはこちらの記事で説明していますので興味のある方はご参考ください。

瞼の脂肪は取ってはいけません。何故なら将来的な目のくぼみにも繋がるのです。~あなたの瞼の厚みは本当に脂肪ですか?~

二重手術で腫れぼったくなった場合はやり直せる?

二重埋没法で幅を広く作り過ぎた場合、基本的には抜糸することで元に戻すことが可能です。しかし施術から年月が経ちすぎると埋没で止めた幅で癖がついてしまったり、糸を探すのが困難になる場合もございますので3ヵ月程度しても幅に落ち着きがなければ抜糸がおすすめです。

また3ヵ月以上しても腫れや赤みが収まらない、痛みがある場合は挙筋や角膜に影響が出ている可能性も考えられますので速やかに施術したクリニックへ相談しましょう。

この記事で取り上げている二重の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

二重手術「埋没法」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
二重手術「切開法」の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
目の総論(水の森美容外科 公式サイトへ)

大事なお顔を扱う美容整形の手術ですので、良いクリニックを選び、満足いく結果に繋がると良いですね。

安易な広告のキャッチフレーズに惑わされず、自身でも良く知識を身につけて医師を選びカウンセリングを受けることが大事です。

2021.11.30

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