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  5. 肝斑とは?肝斑の見分け方・原因・治療法を解説

シミ治療を検討している方が特に注意しなければならないのが肝斑(かんぱん)です。

肝斑を通常のシミと勘違いしてレーザー治療を行ってしまうと、かえって肝斑が悪化してしまうケースがあります。この記事では、肝斑とシミの違い、見分け方、原因、そして適切な治療とやってはいけない治療まで、シミ治療前に必ず知っておきたいポイントを詳しく解説します。

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肝斑とは?シミとの違い

肝斑とは、頬骨上に左右対称にできるシミです。輪郭が不鮮明でモヤモヤとした褐色の形状のものが多く、状態によっては老人性色素班のシミとよく似ています。中には左右対称ですが大きさや位置が違うタイプの肝斑もあります。

シミなのか肝斑なのかを目視だけで判断することは困難なため、精密肌診断機による診断が正確です。

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肝斑発症の原因

肝斑は、妊娠中や月経不順の方、経口避妊薬を服用している女性にも多く見られ、原因は女性ホルモンのバランスの変化や乱れによるものと考えられています。

※ホルモンに関係している点では、閉経により肝斑が薄くなるという現象も多く見られます。

肝斑発症の多い年代

肝斑は30代から現れ始め40歳をピークに増加する方が多い傾向にあります。

肝斑の治療方法と悪化させないために重要なポイント

肝斑の治療にはトラネキサム酸やビタミンCの内服薬メソナJによるトラネキサム酸製剤の経皮導入、ピコトーニングという低エネルギーのレーザー治療がおすすめです。

内服薬

色素沈着抑制効果のあるトラネキサム酸を服用することで肝斑が悪化することを防ぎます。またビタミンC等の肌のバリア機能を高める有効成分を血流により届けることで、肝斑だけでなくシミのできにくい肌へと導きます。

メソナJ

皮膚に刺激を与えることなく、美容成分を経皮導入できる医療機器です。トラネキサム酸・ビタミンCをはじめ、肌の基盤を作る医療用美容薬剤をダイレクトに肌に導入することができます。内服薬の服用やレーザートーニングとの併用がおすすめです。

ピコトーニング

低出力のレーザーにより薄いシミや肝斑などの原因となるメラニンを壊す治療です。低刺激のため一度での改善は難しいですが、複数回行うことにより表面に現れている肝斑は徐々に改善していきます。

治療目安としては2~4週間に1回程度を推奨しております。

その他

ピル(経口避妊薬)が、メラノサイトを刺激し、肝斑を悪化させているケースがあります。

しかしピルとトラネキサム酸は血栓症のリスクを高めてしまうため併用することはできません。ピルの服用を中止した後、トラネキサム酸を服用することで肝斑改善の可能性はありますが、必ず医師と相談した上で治療方針を決めてください。

 

肝斑を悪化させてしまう治療

肝斑は肌の刺激に対してとても敏感です。刺激の強い治療は避ける必要があります。

高出力のシミ取りレーザー

Qスイッチレーザーやピコスポットなどの高出力レーザー機器は、老人性色素班(日光黒子)には対しては非常に有効ですが、肝斑への照射は禁忌とされています。高出力のレーザーによる刺激で肝斑の細胞が攻撃されると、肌を守ろうと働くことによりメラニンが過度に活性化して肝斑が広がったり濃くなったりしてしまいます。

IPL光治療

IPLの治療機器は美肌治療にとても有効な機器で、まだ表に出てきていないシミに対してもアプローチできるものですが、肝斑に対しては刺激が強く、メラニンの増加を招き悪化する可能性があります。

肌には目には見えない肝斑が潜んでいる場合もあるため、安易にシミ治療をした結果、肝斑が悪化してしまうケースもあります。

シミ治療を受ける前にすべきこと

シミにお悩みの方は、肌内部に潜むシミや肝斑を可視化することができる肌診断機のあるクリニックを選択すると良いでしょう。

水の森美容クリニック東京銀座院、名古屋院、横浜院にはVISIA、大阪心斎橋院にはAURAという精密肌診断機器を受けていただけます。

肌診断機は目視では確認できないシミや肝斑の他、シミや毛穴、赤みを詳細に確認できます。お肌の状態を数値化し、患者様に合った治療計画をご提案いたします。

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肝斑が治るまでの期間

肝斑はマイルドな治療の継続で改善させていく必要があるため、1回の施術では改善することはできません。

状態に合わせて施術の組み合わせも必要となるため、肝斑治療においていくつかの施術選択があり、経過観察をしっかりとできるクリニックで治療を行いましょう。

肝斑の診断や治療方針は、肌状態やホルモンバランスによっても大きく異なります。自己判断での治療は悪化の原因となるため、必ずクリニックでの診察を受けた上で治療を進めましょう。

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肝斑についてよくある質問

Q. 肝斑とシミの違いは何ですか?

A. 肝斑とは、頬骨上に左右対称にできるシミです。輪郭が不鮮明でモヤモヤとした褐色の形状のものです。一方、シミは輪郭がはっきりしており、紫外線などの影響で生じます。シミと肝斑は見た目が似てていますが、治療法が異なるため、正確な診断には肌診断機による診断が重要です。

Q. 肝斑にシミ取りレーザーを当てるとどうなりますか?

A. 肝斑にピコスポットやQスイッチレーザーのような高出力のシミ取りレーザーを照射してしまうと、肝斑が濃くなったり広がったりする可能性があります。

Q. 肝斑の主な原因は何ですか?

A. 肝斑の主な原因は、女性ホルモンバランスの変化や乱れと考えられています。妊娠中、月経不順、経口避妊薬(ピル)の服用などが関与することがあります。

Q. 肝斑の治療方法にはどのようなものがありますか?

A. 肝斑の治療には、まずはトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬、次にピコトーニングの低出力レーザーやメソナJによる経皮導入をおすすめします。 刺激を抑えた治療が大切ですので、肌状態に合わせて治療を組み合わせ、継続的に行うことが大切です。

Q. 肝斑はどのくらいの期間で改善しますか?

A. 肝斑は1回の治療で改善することは難しく、マイルドな治療を数か月以上継続することで徐々に改善していきます。治療期間や回数は肝斑の状態や選択する治療法によっても異なるため、クリニックにてご相談ください。

2025.12.20

2025.12.20

美容皮膚科

監修医情報

医師

水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉

経歴

平成10年 東京医科大学医学部卒業

平成18年2月 水の森美容クリニック開院

所属学会

日本美容外科学会 正会員

日本美容外科医師会 正会員

麻酔科標榜医

BOTOX VISTA®認定医

ジュビダームビスタ®認定医

竹江渉医師写真

医師

水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子

経歴

平成20年 昭和大学医学部 卒業

平成20年 昭和大学横浜市北部病院

平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科

平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科

平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科

平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科

平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科

令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科

所属学会

日本形成外科学会専門医

乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師

日本形成外科学会 会員

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本創傷外科学会 会員

日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員

金子繭子医師写真

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