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  3. ニキビ跡のレーザー治療特集!効果のある治療と失敗しないためのポイントも紹介

ニキビ跡の治療は多岐にわたります。選択肢が多い故に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そんな中でも、今回はニキビ跡の”レーザー治療”に着目し、効果を出すためのポイントを解説していきます。レーザー治療と言っても更に選択肢が複数ありますので、機械の特徴を理解し適切な治療を選択しましょう。

ニキビ跡

Contents

ニキビ跡治療にレーザーを検討している患者様からのお悩み相談

患者様

学生時代に酷いニキビに悩まされており、なんとかセルフケアを頑張ってニキビは改善しました。しかし、ニキビ跡が残ってしまい美白成分の配合された美容液なども使ってみましたが、あまり効果の実感が得られませんでした。調べていくうちに、レーザー治療が有効であると知ったのですが、レーザーの種類が多くてよく分かりません。ニキビ跡には、どのようなレーザー治療が向いているのでしょうか。

患者様
ナース画像

ニキビ自体が改善してもニキビ跡が残ってしまった…というのは、よく耳にするお話です。仰る通り、ニキビに対して有効とされているレーザー治療はありますが、レーザー機器は豊富にありますので、メリットとデメリットを踏まえ、状態に合ったレーザーを選択することが大切です。それでは、早速解説していきます。

皮膚科看護師

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ニキビ跡の種類

ニキビ跡には種類があり、大きく分けると、色素沈着タイプと肌がデコボコするクレータータイプがあります。

色素沈着によるニキビ跡

色素沈着によって肌に色が残っている場合は、更に3つのタイプに分けることができます。

  • 赤いニキビ跡:主に毛細血管によるもの
  • 紫から赤黒いニキビ跡:内出血によるもの
  • 茶色い跡:メラニンの色素沈着によるもの

肌がデコボコするクレータータイプによるニキビ跡

クレータータイプの中にも様々なニキビ跡があり、細かく分類することができます。

  • 毛穴が広がった状態の「毛包周囲瘢痕」
  • クレーターが広くて浅い「浅斑状瘢痕」
  • 男性に多く見られる、深くて広い「深真皮瘢痕」
  • 脂肪が萎縮して大きく陥没した状態のニキビ跡

また、傷口は小さいものの、真皮よりも更に深く達する「アイスピックタイプ」や、開口部の幅が4mm以上あって底がU字型の「ローリングタイプ」、四角く凹んだ「ボックスタイプ」もあります。

クレータータイプのニキビ跡は、主に免疫機能が原因です。ニキビが毛穴や周辺に炎症を起こすと、皮膚組織が破壊されてしまいます。

ニキビ跡の治し方については、他にも解説している記事がありますので、併せてお読みください。

クレータータイプのニキビ跡は、主に免疫機能が原因です。ニキビが毛穴や周辺に炎症を起こすと、皮膚組織が破壊されてしまいます。

ニキビ跡の治し方については、他にも解説している記事がありますので、併せてお読みください。

「ニキビ跡の治し方・赤みを消す方法【美容皮膚科医解説】」

ニキビ跡の治療で使われるレーザーの種類

まずは、ニキビ跡の治療に利用されている、主なレーザーの種類について、説明します。

①ピコレーザー(ピコシュア)

ピコシュアは3つのモードがありますが、いずれもニキビ跡に効果的とされています。ニキビとニキビ跡の両方を治療したい場合はピコトーニング、ポイントで薄茶色や赤っぽい茶色に残ってしまったニキビ跡にはピコスポット、クレーター状のニキビ跡にはピコフラクショナルが効果的です。

ピコシュア
ピコシュア

②炭酸ガス(co2)レーザー

外科手術やホクロを取る時のレーザーメスとしても使用されているもので、エネルギーが強いため、重度のニキビ跡の治療に多く使われます。ニキビ跡がある部分を切り取って正常な細胞の回復を促すもので、皮膚移植などの一環としても利用されます。

③Nd:YAGレーザー(ニードルヤグ)

2種類の波長に切り替えが可能という特徴があり、肌の浅いところと深いところの両方をケアする事ができます。色素の濃いところに強く反応することから、色素沈着に効果的で、ニキビ跡の赤みの治療にも使われています。クレーターの中でも特に発赤型 、肥厚型に力を発揮します。

④Er:YAGレーザー(エルビウムヤグ)

炭酸ガスレーザーより、周辺の正常な組織に与えるダメージが少ないので、傷の治りも早くなります。デコボコのニキビ跡の治療に用いられています。クレーターの中でも特に発赤型 、肥厚型に力を発揮します。

⑤ルビーレーザー

瞬時に高エネルギーを照射するため、ゴムで弾くような痛みがあります。皮膚のメラニン色素によく吸収される性質を持っていますが、正常な皮膚や血管にはほとんど吸収されないので、正常な組織にダメージを与えることなく、色素を破壊します。

⑥アレキサンドライトレーザー

脱毛効果を持つアレキサンドライトレーザーは、脱毛を行うことで毛穴が引き締まるので、皮脂や老廃物が毛穴に詰まってニキビができるのを防ぎます。レーザーシャワーであれば赤みのあるニキビ跡の改善が期待できます。

Vビームレーザー

血管病変に使われる医療用レーザーです。Vビームのレーザーは、血液中にある赤血球に含まれているヘモグロビンという赤い色をターゲットとしています。照射されたレーザーは、ヘモグロビンで吸収される特徴があり、吸収後には、患部ですぐに熱エネルギーに変化されて周囲に拡散するため、問題となっている毛細血管が破壊されます。その際、正常な毛細血管には影響を与えません。

効果ない?ニキビ跡の種類ごとのレーザー治療効果

「せっかくニキビ跡のレーザー治療に数万円支払ったのに、効果がなかった!」とならないためにも、ニキビの種類ごとに適切な治療をご紹介していきます。

ニキビ跡の種類と肌断面図のイラスト

赤みのあるニキビ跡

色素沈着の中でも赤いニキビ跡は、炎症の跡が肌に残っている状態で、半年以内には徐々に良くなっていきます。

赤いニキビ跡の正体は主に毛細血管によるものです。皮膚が炎症によってダメージを受けると、傷ついた皮膚を修復するために毛細血管が増え、血管が透けて見える事で赤くのこります。

毛細血管は炎症が収まれば縮小していきますので、赤い色素沈着は通常、時間の経過とともに徐々に良くなっていきます。

レーザーの選択としては、ヘモグロビンに吸収されるものになるので、ピコフラクショナルレーザー、Vビームが挙げられます。

色素沈着(紫や赤黒い)のニキビ跡

ニキビの炎症が皮膚の表面よりもさらに深くにまで達してしまうと、その部分の毛細血管が破裂してしまうことがあります。すると、そこから血液の成分であるヘモグロビンが漏れ出て色素沈着を起こし、紫色のニキビ痕となります。赤いニキビ跡同様に、基本的には炎症が収まると徐々に薄くなりますが、ニキビの炎症が悪化しすぎると茶色い色素沈着を引き起こす場合があります。

紫や赤みあが強い場合は、ピコフラクショナルレーザーやVビーム、茶色の色素沈着になった場合はNd:YAGレーザーやピコトーニング・ピコスポット、ルビーレーザーなどが選択肢として挙げられます。

クレーター状のニキビ跡

クレータータイプのニキビ跡は、免疫機能が原因です。ニキビが毛穴や周辺に炎症を起こすと、皮膚組織が破壊されてしまいます。表皮はターンオーバーによって新しい皮膚に生まれ変わるため、時間とともに修復しやすいのですが、炎症が真皮まで及ぶと細胞の正常な修復が困難になる場合があります。

炎症を鎮めるために引き起こされる免疫機能によって傷ついた真皮の組織が破壊されてしまうと、表皮のようにすぐ生まれ変わらない事からニキビ跡として残りやすくなるのです。

真皮の細胞の再生しないわけではないのですが、再生する時にコラーゲンが絡みついて膠着を引き起こすなどしてしまうと、肌に窪みが出来たような状態でとどまってしまいます。

レーザー治療の選択肢としては、Nd:YAGレーザーやEr:YAGレーザー、炭酸ガスレーザー(co2)、ピコフラクショナルレーザー、などが挙げられます。

クレーターにきび跡
クレーターにニキビ跡

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ニキビ跡にレーザー治療の効果がなかった事例

レーザー治療がいくら有効であるとはいえ、選択を誤ってしまうと効果は発揮されません。正しく選択するために必要なことは、「何に吸収されるレーザーなのかを知ったうえで決めること」です。

例えば、炭酸ガス(co2)レーザーは水に吸収されやすい性質の気体レーザーです。これは、皮膚の組織内の水分を熱エネルギーに変えて、治療部位を蒸発させることを意味します。他にも、Nd:YAGレーザーは532nmだとメラニンやヘモグロビン、1064nmだと黒色や青色の色素に反応します。Er:YAGレーザーは水。ルビーレーザーはメラニン、アレキサンドライトレーザーは黒色のメラニンに吸収されます。それらの特徴を理解せずに照射してしまうと、効果がないどこかリスクにつながる可能性もありますので、注意が必要です。

鏡を見る女性

レーザー治療でニキビ跡をきれいに治すポイント

上記で述べた通り、正しいレーザー機器を選択することに加え、更に大切なポイントを解説していきます。

美容皮膚科に相談して治療法を決める

自己判断で適切な治療を見極めることは困難です。

まずはカウンセリングにてニキビ跡の状態とどのレーザーに適しているのかを知り、治療プランを提案してもらいましょう。レーザーの種類やニキビ跡の状態によっては、複数回の照射が必要になるケースがあります。

ピコスポットやルビーレーザーは1回目照射後、残存した場合はしばらく間隔を空けて再度照射します。その他のレーザーに関しては、5回以上の照射が必要にあるものもあります。自身に合ったレーザーを選択後、必要照射回数を確認し、ご予算と照らし合わせてご検討ください。

また、当院では、肌診断機「VISIA」も1回¥3,300(税込)にてご案内しておりますので、目に見えないお肌の奥の状態までを診てご提案することが可能です。

レーザー治療後の紫外線対策

レーザー治療後は、紫外線対策が必須です。これを怠ってしまうと、色素沈着が再発してしまう可能性があります。レーザー治療後のお肌は敏感な状態ですので、普段よりも紫外線のダメージを受けやすくなっています。そのため、治療後は日焼け止めや日傘をご使用ください。

当院では、日焼け止め(ドクターズコスメ)のお取り扱いもございますので、気になる方はスタッフまでお声掛けください。

日焼け
紫外線対策

レーザー治療前後の正しいスキンケア

レーザー治療後は、とにかく保湿が大切になります。アイテムとしては、トラネキサム酸やビタミンC配合のスキンケア用品がオススメです。レーザー治療の前後1週間はビタミンAが配合されているものと、ハイドロキノン系のアイテムはご使用を控えてください。また、摩擦を起こさないことも大切なので、お顔をゴシゴシ洗ったり、擦ったりするような行為はお控えください。日々のケアとして紫外線対策も重要となりますので、冬場でも日焼け止めを塗っていただくことをおすすめします。

水の森美容クリニックでのニキビ跡のレーザー治療の特徴

当院で取り扱っているニキビ跡へのレーザー治療は、ピコトーニングピコフラクショナルです。

状態にもよりますが、基本的にはどちらも5回以上の照射が必要となるケースが多いです。オプションで麻酔クリームをつけていただけるので、お痛みがご不安な方はお気軽にお申し付けください(別途¥3,300)。

術後は、お顔の熱感を訴えられる方もいらっしゃるため、当院ではしっかりとクーリングを行い、ドクターズコスメMdearの化粧水・乳液・日焼け止めでお仕上げしております。中には、術後クーリングをしないクリニックもあるようなので、ご注意ください。当院の魅力のもう1つが、ピコフラクショナルの照射範囲です。全顔だけでなく「両頬」や「鼻」のみのメニューもご準備しておりますので、コストを抑えて気になる部分だけ治療したいという方にもおすすめです。

ピコシェアの【ピコトーニング】を使用

茶色の色素沈着にはピコトーニングにて対応しております。

他にも、シミやそばかす、くすみの改善に効果が期待できます。低出力のレーザーを照射することで肌へのダメージが少なく、施術後にかさぶたができることはほとんどありません。 またメラニン色素を少しずつ破壊するため、肌のトーンアップに効果が期待できます。

ピコシュアの【ピコフラクショナル】を使用

萎縮性瘢痕(クレーター)にはピコフラクショナルにて対応しております。

ニキビ跡の他にも、小じわ、毛穴のたるみ、などに効果が期待できます。治療による肌へのダメージも少ないので、痛みやダウンタイムを避けて治療を受けたい方にはピコフラクショナルレーザーがおすすめです。

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ニキビ跡のレーザー治療についてよくある質問

Q. レーザー治療でニキビ跡をきれいに消すことはできますか?

A. 症状にもよりますが、治療を複数回重ねることで、ニキビ跡を目立たなくすることができます。また、症状によっては内服などを併用する場合もございます。

Q. ニキビ跡にはレーザー以外でどんな治療がありますか?

A. 当院ですと、レーザー治療に加えピーリングやダーマペン、メソナJなどをご提案しております。症状や、とれるダウンタイムの期間によって提案内容は異なります。

Q. ピコレーザー(ピコシェア)とはなんですか?

A. ピコシュア(PicoSure)は、世界で初めて開発されたピコレーザーで、ピコレーザーの中で唯一アメリカの政府機関「FDA」によって、シミやしわ、ニキビ跡の幅広い分野で認可を得ています。
ピコシュアは衝撃波で色素を破壊し、皮膚へのダメージを抑えながらの施術が可能です。従来のフラクショナルレーザーのような、ダウンタイムの心配は要りません。

Q. どんなニキビ跡にレーザー治療は効果がありますか?

A. 色素沈着しているタイプと、凹凸のあるクレータータイプがレーザー治療の対象となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。レーザー治療にも様々な種類があり、それぞれの機械が得意とするニキビ跡があります。ご自身で判断するのは難しいかと思いますので、ニキビ跡のレーザー治療をご検討の方は、是非一度水の森美容クリニックの無料カウンセリングにお越しください。

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美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。

2023.04.04

2024.10.04

美容皮膚科

監修医情報

医師

水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉

経歴

平成10年 東京医科大学医学部卒業

平成18年2月 水の森美容クリニック開院

所属学会

日本美容外科学会 正会員

日本美容外科医師会 正会員

麻酔科標榜医

BOTOX VISTA®認定医

ジュビダームビスタ®認定医

竹江渉医師写真

医師

水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子

経歴

平成20年 昭和大学医学部 卒業

平成20年 昭和大学横浜市北部病院

平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科

平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科

平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科

平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科

平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科

令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科

所属学会

日本形成外科学会専門医

乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師

日本形成外科学会 会員

日本美容外科学会(JSAPS)会員

日本創傷外科学会 会員

日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員

金子繭子医師写真

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